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村田、ブラント対策本格化 ワンツー“スリー”のジャブ狙い目

[ 2018年9月28日 05:30 ]

WBA世界ミドル級タイトルマッチ   (王者)村田諒太《12回戦》(同級2位)ロブ・ブラント ( 2018年10月20日    米ラスベガス・パークシアター )

村田(右)は田中トレーーナー相手のミット打ちで右ストレートを打ち抜く(撮影・中出 健太郎)
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 2度目の防衛戦に臨む王者・村田がブラント対策に本格的に乗り出した。都内のジムで行ったミット打ちで、田中繊大トレーナーが独特のタイミングを持つブラントの動きを模倣。村田はミットを避けながらプレッシャーをかけ、前のめりにならないよう時折バックステップを踏んでバランスの修正に努めた。

 村田によると、ブラントは「ジャブ、右ストレートからジャブを返す、ワンツースリーで終わるパターンが多い」。対策の主眼は距離を保とうと伸ばしてくる“スリー”のジャブで、ダッキングで外して相手のバランスを崩させ、疲れた隙を狙うことも考えているという。練習量のピークを超える来週から、新たな映像を見てさらに対策を進める予定だ。

 前週に試合用のマウスピースも新調した。「かみ合わせが合わないと気持ち悪くなる」とプロ転向後は4、5カ月ごとに交換しており、今回も口内の変化に合わせて歯科医に製作してもらった。準備は着々と進んでいる。

 (中出 健太郎)

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2018年9月28日のニュース