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米ケーブルTV大手HBOがボクシング中継から撤退 有力選手奪われ視聴率苦戦

[ 2018年9月28日 08:31 ]

 米ケーブルテレビ大手HBO(Home Box Office)は27日、今年限りでボクシング中継から撤退する方針を表明した。さまざまなネットワークやストリーミングサービスがボクシング中継に乗り出している現状で、HBOの看板コンテンツとしての特殊性が失われたとしている。今後はビッグマッチ限定で中継する可能性はあるものの、従来の「ワールド・チャンピオンシップ・ボクシング」「ボクシング・アフターダーク」のような定期的な番組は消滅する。

 HBOは1980年代からボクシング中継のトップに君臨。ロイ・ジョーンズJr、オスカー・デラホーヤ、フロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオらスター選手の試合をペイ・パー・ビュー(PVP)方式で中継し、HBOに登場することがスター選手の証明だった。だが、近年はライバルのSHOWTIMEやスポーツ専門局ESPNに有力選手を奪われ、視聴率で苦戦。昨年8月には長年タッグを組んできた米プロモート大手トップランク社がESPNと大型契約を結び、ロマチェンコ、クロフォードら有力選手が“流出”したほか、今年5月には英マッチルーム・ボクシングがストリーミング配信サービスDAZNでの中継を売りに米国へ進出し、苦境に陥っていた。また、最近のHBOはドラマの視聴率が好調で、かつて加入者を呼び込むトップコンテンツだったボクシングは予算を削減されるなど、局内での地位も低下していた。

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2018年9月28日のニュース