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末吉大 大差の判定勝ちで2度目の防衛に成功「うれしさ半分…いや、うれしいです」

[ 2018年5月30日 22:25 ]

判定で日本タイトルを守った末吉大(左)
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦は30日、東京・後楽園ホールで行われ、2度目の防衛を目指す王者・末吉大(27=帝拳)が挑戦者の同級1位・東上剛司(37=ドリーム)に3―0で判定勝ちし、2度目の防衛に成功した。

 1回、プロ15年目でタイトル初挑戦に燃えるベテラン東上の積極果敢な攻めに一瞬ふらつく場面もあったが、強烈な右フック一発でダウンを奪い、形成逆転。5回終了時に公開された採点は2者が49―45、1者が50―44と3人全員が末吉を支持。打たれても打たれても前に出る東上に戸惑いながらも、王者らしく堂々と打ち合いに応じ、最終的には3者とも98―91と大差の判定でベルトを守った。

 リング上では「うれしさ半分…いや、うれしいです」と最後まで戦った挑戦者を思いやり、反省の言葉を飲み込んだ末吉。本来はファイタータイプではないが「打ち合いは単純に楽しかった」と振り返り、「収穫だと思います。世界を狙う上で必要になってくると思うので」と前を向いた。

 これで戦績は末吉が19戦18勝(11KO)1敗、東上は35戦14勝(3KO)16敗5分けとなった。 

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2018年5月30日のニュース