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ゴロフキン 通算20度目の防衛に成功 “死刑執行人”のミドル級最多記録に並ぶ

[ 2018年5月6日 13:25 ]

 ボクシングのWBAスーパー&WBC世界ミドル級タイトルマッチ12回戦は5日(日本時間6日)、米カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで行われ、3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)がWBA同級12位バネス・マーティロスヤン(32=アルメニア/米国)に2回1分53秒KO勝ち。通算20度目の防衛(WBA19度目、WBC8度目)に成功し、“死刑執行人”の異名を取ったバーナード・ホプキンス(米国)に並ぶミドル級最多記録をマークした。ゴロフキンは39戦38勝(34KO)1分け、マーティロスヤンは41戦36勝(21KO)4敗1分け。

 1回に挑戦者のパンチをもらった王者は2回、一気にギアを上げた。右アッパーで相手の体勢を崩すとすかさず強烈な右でロープへ追い込み、さらに右を決め、左フックから連打。マーティロスヤンはうつぶせにダウンし、レフェリーがテンカウントを数え上げた。

 リング上のインタビューで「彼はいいパンチをくれた。2回は本気でいった。最初は様子見だった」と事もなげに語ったゴロフキン。今後を問われると、具体名は挙げなかったものの「相手は誰でもいい。誰とでも戦う。このベルトはビッグなタイトル。みんなチャレンジしてほしい。このベルトを奪いに来てほしい。階級を一掃する」と自信たっぷりに語った。一方、約2年ぶりの試合だったマーティロスヤンは「まるで列車に衝突した感じだ。一発じゃない。全てのパンチがだ。これまでで一番硬いパンチだった」と脱帽した。

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2018年5月6日のニュース