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マーク・ジョン・ヤップ 判定3度目防衛「世界チャンピオンになる」と宣言

[ 2018年4月4日 22:12 ]

3度目の防衛に成功し、客席に手を振るヤップ
Photo By スポニチ

 プロボクシングのOPBF東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦は4日、後楽園ホールで行われ、王者のマーク・ジョン・ヤップ(29=六島)が同級7位の中嶋孝文(33=竹原&畑山)を判定3―0で下し、3度目の防衛に成功した。

 序盤から積極的に攻めた王者は手数とパンチの的確さで圧倒すると、終盤はKOを狙って前に出る中嶋に冷静に対処。持ち前のスタミナも最後まで衰えず、挑戦者に付け入る隙を与えなかった。

 「ダメージはない。しんどかったけど、頑張ったね」とヤップ。2度ダウンして3度ダウンさせて勝った昨年7月の初防衛戦の反省もあり、終盤はアウトボクシングに徹した。「倒しに行ったらKOできる可能性もあった。ただ、一発もらう可能性もあったから」と枝川会長。世界を目指すヤップには「オッという話があった」(同会長)といい、そのためにも勝利にこだわる必要があった。

 これまでとは違うスタイルでも勝てたことは大きな収穫。ヤップは「世界チャンピオンになりたいから世界チャンピオンになる」たどたどしい日本語ながら力強く宣言した。

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2018年4月4日のニュース