尚弥、3階級制覇へ!V7戦でSフライ級卒業 バンタム挑戦

[ 2017年12月17日 05:30 ]

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ   王者・井上尚弥《12回戦》同級7位ヨアン・ボワイヨ ( 2017年12月30日    横浜文化体育館 )

スパーリングでジャブを放つ井上
Photo By スポニチ

 WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)が来春、バンタム級で3階級制覇を狙う可能性が高まった。16日に横浜市内の所属ジムで、7度目の防衛戦へ向けた練習を公開。王座統一戦が絶望的となったため、出場に意欲を見せていた来年2月の米国での興行を回避する方針を示した。

 30日のV7戦が井上尚にとってスーパーフライ級での最後の試合となりそうだ。当初は来年2月24日に米ロサンゼルスで行われる「SUPERFLY2」への出場を計画。9月に米デビューを飾った「SUPERFLY」の第2弾で、IBF同級王者アンカハス(フィリピン)との統一戦を希望していた。だが、アンカハスは米ESPNと放送契約を結ぶトップランク社と契約。HBOが中継する「SUPERFLY2」出場が消滅した。

 大橋ジムの大橋秀行会長によると、米プロモーターからは通常の防衛戦の打診もあったというが、「格下の選手で意味がない。出ない方向で考えている」という。井上尚も「統一戦なら出る価値はあったけど、普通の防衛戦なら短いスパンで試合をする意味があるのか」と回避する方針を示した。統一戦が実現しなければスーパーフライ級にとどまるメリットはなく、V7戦後も同級に残る確率を問われると、「相手がいないからゼロですね」とキッパリ答えた。

 大橋会長は「来年は3階級制覇へ向け動きたい」と話しており、5、6月にもバンタム級初戦に臨む可能性が高い。いきなり世界挑戦か1試合挟むかは状況次第だが、井上尚は「バンタム級は選手層がガラッと変わるし、王者はみんな強い」と目を輝かせ、「SUPERFLY2」出場が消えても「来年新たな階級へ向かうというモチベーションは高い」と言い切った。「パワー頼みではどこかで壁にぶつかる。スピードとか上げないと通用しない」として、V7戦でディフェンスの意識を徹底。バンタム級の“予行演習”を兼ねた一戦へ「結果的にKOで勝ちたい」と抱負を述べた。

続きを表示

「ボクシング」特集記事

「井上 尚弥」特集記事

2017年12月17日のニュース