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山中、試合前最長10Rスパーも反省「リズム上がらなかった」

[ 2017年7月21日 05:30 ]

WBC世界バンタム級タイトルマッチ   王者・山中慎介《12回戦》同級1位ルイス・ネリ ( 2017年8月15日    島津アリーナ京都 )

左で相手をのけぞらせる山中(左)
Photo By スポニチ

 具志堅用高の日本記録に並ぶ13連続防衛を狙う山中慎介(34=帝拳)が都内の所属ジムで、試合前最長となる10ラウンドのスパーリングを行った。フィリピン人パートナー2人を相手にしたが、フットワークも左ストレートの精度も悪く、被弾するシーンも目立つ内容。暑さに加えて疲労のピークとあり、「いいスパーでなくて残念。足のリズムを上げることができなかった」と苦笑いした。

 同僚の三浦隆司が15日のWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチで判定負けし、王座奪回に失敗。相手のフットワークの前に強打を空転させられた試合をテレビ観戦し、「試合が始まった時から嫌な感じがした。あそこまで王者が足を使うとは思わなかった」という。山中自身、鋭い踏み込みから下半身の力を伝える左ストレートが武器で、連打が得意な挑戦者ルイス・ネリ(22=メキシコ)に対してはフットワークを使っての防御も重要となるだけに「自分のボクシングは足が大事」と改めて痛感。「瞬間的にパッパッと動けるように、明日からの練習でもっと意識しないと」と表情を引き締めた。

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2017年7月21日のニュース