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大森、4月に悲願の世界初挑戦 WBO世界バンタム級「成長した姿見せる」

[ 2017年2月22日 16:35 ]

4月に世界挑戦が決まった大森将平(左)と大森昌治会長
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBO世界バンタム級6位・大森将平(24=ウォズ)が4月23日に、エディオンアリーナ大阪で同級王者のマーロン・タパレス(24=フィリピン)に挑戦することが決まった。所属ジムが22日に京都市内で会見を開き発表した。戦績は大森が19戦18勝(13KO)1敗。タパレスが31戦29勝(12KO)2敗。

 1年4カ月ぶりの再戦だ。15年12月にWBOの世界挑戦者定戦で対戦し大森が2回TKO負け。これがプロ唯一の黒星となっている大森は「(タパレス戦が)決まって、うれしい。何十回もあのときのビデオは見た。成長した姿を見せる」と雪辱に燃えた。

 ジムにとっても悲願の世界戦となる。大森は昨年大みそかに京都でIBF王者のリー・ハスキンス(英)初挑戦することが決まっていたが、王者の負傷によりタイトルマッチは流れノンタイトル戦を余儀なくされてしまった。このとき、王者側は敵地開催の条件として「陣営6人がフィットネスジム付き四つ星以上のホテルで2週間宿泊」などの難題を要求。大森昌治会長は交渉の過程で、夜中に歯ぎしりして「歯が欠けた」というほどのストレスを受けた。その挙げ句の世界戦キャンセル。同会長によると、今回の世界戦は宿泊条件も常識的で交渉もスムーズ。「やっときのう(21日)歯医者にいけた」と晴れ晴れした表情で、「今度はちゃんとできると思うし、勝つために地獄の練習をさせる」と、京都のジムから初の世界王者誕生へ意気込んだ。

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2017年2月22日のニュース