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内山 コラレスを上回る「顔を見て逆にワクワクした感じ」

[ 2016年12月28日 16:52 ]

チャンピオンのコラレス(左)と挑戦者の内山
Photo By スポニチ

 ダブル世界戦(31日、東京・大田区総合体育館)の予備検診が28日、東京都千代田区のホテルグランドパレスで開かれ、WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチで王座復帰を目指す同級2位の内山高志(37=ワタナベ)は身長1メートル72、リーチ1メートル80で、1メートル68、1メートル70のスーパー王者ジェスレル・コラレス(25=パナマ)をともに上回った。

 4月27日、まさかの2回KO負けから8カ月ぶりにコラレスと対面した内山は、まずは宿敵と握手。検診のため医師が座るいすに、内山と向かって座ろうとしたコラレスに苦笑した。体格は前戦と比べてほとんど変わらず、分厚い胸囲は今回も1メートル1を計測。「コンディションはいつもどおりバッチリ。数値はあくまでも目安。今回は外国人のやりにくい相手に練習を積んできた。必ずリベンジしたい」と意気込んだ。挑戦者の立場で世界戦前の行事を迎えるのは6年ぶり。「そういった意味で、いつもと違う思いがある」と語り、コラレスについても「王者になったので自信は持っていると思うし、(王座から)下りたくない気持ちがあると思うので精神的にはつよくなったんじゃないか」と分析した。それでも「緊張はない。やっとコラレスと試合ができると、今日顔を見て逆にワクワクした感じが出てきた」と笑顔すら見せ、「どんな試合になるかやってみないと分からないが、最終的には僕の手が上がってるしあいになれば」と強い口調で雪辱を期した。

 ワタナベジムの渡辺均会長は「ウエートオーバーの前回と違って、力強さがない。(体を)絞っているのでは」とコラレスを警戒。「前回はラッキーパンチをもらった面もあった。世界レベルの選手が同じもらい方はしないと思う」と内山に期待をかけた。

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2016年12月28日のニュース