×

運命の一戦決まる 亀田大毅「強いボクサーに挑まれ光栄」

[ 2010年7月28日 16:04 ]

会見を行った王者・亀田大毅(左)と坂田健史

 世界ボクシング協会(WBA)フライ級チャンピオンの亀田大毅(21、亀田)が、9月25日に東京ビッグサイトで同級元王者の坂田健史(30、協栄)と初防衛戦を行うことが28日、発表された。戦績は大毅が19戦17勝(11KO)2敗で、坂田が43戦36勝(17KO)5敗2分け。

 初防衛戦に臨む大毅は「緊張するけど、勝ちたい。みなさん打ち合いを望んでいると思うし、いい試合にしたい」と率直な感想を述べた。
 対戦相手で4度の防衛記録を持つ元同級王者の坂田については「俺は4回防衛できる自信がないし、そういう強いボクサーに挑まれて光栄です」とかつてのジムの先輩に敬意を表した。
 言葉とは裏腹に余裕の表情だった大毅に対して、坂田は勝利への執念を前面に押し出した。08年大みそかに5度目の防衛戦に失敗して以来約1年半ぶりの世界戦。「長かったといえば長かったが、決して待たされたとは思っていない。今まで培ってきたものを全力でぶつける。世界チャンピオンになってベルトを巻きたい」と世界王座奪還を強く誓った。
 亀田ジムと協栄ジムはファイトマネーの未払い問題で係争中。WBAまで巻き込んだ因縁の一戦について2人は「運命ですね」と声をそろえた。

続きを表示

2010年7月28日のニュース