天海ツナミ 2度目の防衛に成功!
世界ボクシング協会(WBA)女子スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦は17日、さいたまスーパーアリーナで行われ、チャンピオンの天海ツナミ(山木)が挑戦者の江畑佳代子(ワタナベ)を3―0の判定で下し、2度目の防衛に成功した。パンチ力で上回る天海が積極的に前に出る展開。タイミングのいい左フックと右ストレートで優位に立ち、終盤まで攻勢を続けた。25歳の天海の戦績は6戦全勝(1KO)、34歳の江畑は5戦2勝(2KO)3敗。
快勝した天海は笑顔だったが、一度もダウンを奪えず「全然、イメージ通りに闘えなかった」と不満を口にした。
圧力をかけて強い左フック、右ストレートを当てた。だが、挑戦者のスピードの前に追撃のパンチを打ち込めなかった。
次戦は夏ごろに暫定王者との統一戦をにらむ。25歳の王者は「誰よりも強くなりたい」と気を引き締め、山木会長も「女子ボクシングの先駆者として、圧倒的なすごさを見せる選手になってほしい」と期待を寄せた。
◆天海 ツナミ(てんかい・つなみ)本名有馬真波。国内女子公認前の05年6月プロデビュー。昨年2月にWBA女子スーパーフライ級王座を獲得し、ことし2月に初防衛。公認後の戦績は6戦全勝(1KO)。左フックとスタミナが持ち味の右ボクサーファイター。25歳。沖縄県出身。
▼江畑佳代子の話 パンチが重く感じ、チャンピオンが強かった。中盤以降、プレッシャーをかけられ、スタミナがなくなり足が止まってしまった。
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