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内藤の防衛戦 史上初のワンマッチ興行に

[ 2009年5月25日 06:00 ]

 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者・内藤の5度目の防衛戦が、史上初の「前座なしワンマッチ興行」で行われることになった。中国当局との手続き上の問題で26日に上海での開催が困難となったため、急きょ同じ日に東京・ディファ有明で中国人の熊朝忠を相手に防衛戦を行うことが正式に決定。24日、都内で会見した内藤陣営の宮田会長は「ご迷惑をかけたが、ファンあってのボクシング。中止は考えていなかった」と世界戦の強行を宣言した。

 日本ボクシングコミッション(JBC)には1興行につき32ラウンド以上の規定がある。複数のカードを用意することが義務付けられており、ワンマッチは史上初となるだけに、JBCの安河内事務局長は「今回は世界戦なので特別に認めた」とやむなしを強調。入場券も当日券のみで1000枚程度、用意されることになった。

 挑戦者の熊朝忠も24日に来日。敵地から一転、ホームで挑戦者を迎えることになった内藤は「中止になることが一番怖かった。どこでやっても全力で戦うだけ」と仕切り直しの一戦に気持ちを入れ替えていた。

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2009年5月25日のニュース