「日本でダメならタイでもダメ」を要請へ

　日本ボクシングコミッション（ＪＢＣ）の安河内剛事務局長は９日、日本国内で試合ができない選手はタイでも試合をさせないように要望する文書を現地のコミッションに送付することを明らかにした。

　８日にはボクサーライセンスが切れて日本では試合ができない元世界ボクシング評議会（ＷＢＣ）バンタム級チャンピオンの辰吉丈一郎がバンコクで試合を実施した。同事務局長は「タイで無資格の選手は日本で試合を認めていない。同じことを求めたい。日本で試合がやれないならタイで、という流れは止めないと」と話した。タイ側の返答がない場合はタイ選手の日本でのマッチメークを拒否するなど、厳しい処置を考えるという。