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辰吉無残TKO負け…それでも「次もある」

[ 2009年3月9日 06:00 ]

3回、ダウンを喫した辰吉丈一郎

 ボクシング元WBC世界バンタム級王者の辰吉丈一郎(38=大阪帝拳)が8日、タイ・バンコクで復帰第2戦のノンタイトル10回戦に臨み、同国スーパーバンタム級1位のサーカイ・ジョッキージム(19)に7回TKOで敗れた。辰吉は動きに精彩を欠き、3回に左フックでよろめくようにダウン。7回は防戦一方となり、陣営からタオルが投じられた。

 辰吉の敗戦は99年8月にウィラポン・ナコンルアンプロモーション(タイ)に7回TKO負けして以来。「相手が強く、自分が弱かった。ダウン?しくじったという感じ。体が重かった」と話したが「この次もある。また一からやり直しや。世間はやめろと言うけれど、オレは腐っていない」と現役続行も表明した。ただ、限界は明らかで、大阪帝拳では辰吉の帰国後に吉井寛会長が引退するよう説得する方針だ。

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2009年3月9日のニュース