阪神・高寺望夢、猛打賞&2盗塁で勝利呼んだ!「出塁と盗塁の役割ができた」近本抜いてチームトップ7盗塁

[ 2026年5月17日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神3─1広島 ( 2026年5月16日    甲子園 )

<神・広(7)>5回、二盗を決める高寺(撮影・中辻 颯太)
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 1番打者がすっかり板に付いてきた。阪神・高寺が初回、広島をかき回す。右前打で出塁し、中野の初球にすかさず二盗に成功。前夜、今季初の零敗を喫して連敗中の打線を活気付けた。電光石火のチャンスメークが初回2得点の呼び水になった。

 「初回に出て、すぐに走れたので良かった。(足での貢献は)毎試合目指していることで、今日はそれができた。出塁と盗塁の役割ができて良かった」

 5回にも先頭打者で内野安打を放ち、再び二盗を決めた。左手首骨折の近本に代わって1番を務めるようになって11試合目。プロ初の1試合2盗塁で7盗塁とし、その近本を抜いてチームトップに躍り出た。さらに、7回の左前打で今季初の猛打賞も記録。まさに、リードオフマンにふさわしい仕事だ。

 長野・上田西高から入団して2年目に、当時の首脳陣から「盗塁王を狙え」とハッパをかけられた。植田、近本ほどの絶対的なスピードがあるわけではない。それでも、人一倍の向上心と研究力で、球団の期待に応えるべく「走る技術」を磨いてきた。「毎年盗塁には力を入れてきた。スタートなどをキャンプから練習してきた」。この日の2つの二盗はいずれも理想に近いスタート。今季の盗塁死はゼロを誇る。

 マウンドの村上は20年ドラフトの同期。5位入団の右腕には、「真剣勝負してみたい投手。あのスローボールを打ってみたい」と親しみと尊敬の念を抱いてきた。その村上が勝利投手になり、1位の佐藤輝が勝利打点を挙げ、6位の中野が走塁で貢献した。8位の石井、2位の伊藤将が故障離脱中でも、7位・高寺の台頭によって「神ドラフト」の輝きはいっこうに色あせることがない。(倉世古 洋平)

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