阪神・高橋遥人 月間MVP御礼!今季最多11K「リズム良く投げられた」 12球団唯一の被長打0も継続

[ 2026年5月14日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神2─4ヤクルト ( 2026年5月13日    神宮 )

<ヤ・神(8)>ヤクルト打線相手に6回1失点の力投を見せた高橋(撮影・北條 貴史)
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 阪神は13日のヤクルト戦(神宮)に2―4で敗れ、3カード連続勝ち越しなしとなり、1日で首位から陥落した。先発・高橋遥人投手(30)は初回に33イニングぶりの失点を喫し、連続試合完封は3でストップ。それでも6回3安打1失点、今季最多11奪三振と先発の役割は果たした。白星こそ逃したが、開幕からの自身連勝、そして12球団の規定投球回到達投手では唯一の被長打0は継続。自身初の3、4月度月間MVP受賞が発表された日に、御礼快投で応えた。

 記録は止まっても、高橋の進撃は止まらない。初回、33イニングぶりに失点し、達成なら2リーグ制以降では65年城之内邦雄(巨人)以来61年ぶり4人目4度目だった4試合連続完封は実現せず。それでも左腕は意に介さない。それどころか、いっそう力強く腕を振った。

 「相手もいいピッチャーだった中で、先制点を取られてから、粘れたと思います」

 今季初のナイター登板は、試合前から降り注いだ雨の影響で開始が15分遅延。左腕がマウンドに上がった時も、帽子のつばから雨粒がしたたり落ちるほどだった。難しいコンディションが続く中、先頭・丸山和に右前打され、1死二塁から増田に低めツーシームを拾われた。中前適時打を浴び、先制を許した。左翼席の虎党からは、連続試合完封記録への期待からか、ため息がこだました。だがマウンド上の左腕は違った。「(完封)記録はまったく頭になかった」。ギアを入れ替えた。

 「うまくいかなくても動揺することなく。早めに逆転してもらって、リズム良く投げられた」

 2回以降、5回までの4イニングをパーフェクト投球など、6回までスコアボードに「0」を並べた。その途上、3回の打線の援護にも力をもらった。6回3安打1失点、今季最多11奪三振で、勝利投手の権利を手にして降板。8回に救援陣が追いつかれて5勝目の権利は消滅も、高橋の快投は色あせない。開幕からの自身連勝は継続。さらに規定投球回到達投手では12球団唯一の被長打0も継続。防御率0・38という驚異的数値も維持する。

 この日は3、4月度月間MVPにも選出された。キャリアで5度の手術を経験し、今季9年目にして初めて開幕ローテーション入りをつかんだ左腕だからこそ、シーズン最序盤の活躍を意味する勲章は、いっそうの重みを持つ。「本当にうれしいです」。その発表当日のマウンドで御礼快投を披露してみせた。

 目標は1年間先発ローテーションを守り抜くこと。投げるたびに状態を上げ、秋までマウンドに立ち続ける。 (松本 航亮)

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