広島・二俣翔一が今季初スタメンで意地の三塁打 ブルージェイズ・岡本和真直伝のスイング修正生きた

[ 2026年4月19日 05:05 ]

セ・リーグ   広島2―7DeNA ( 2026年4月18日    マツダ )

<広・D(4)>7回、二俣は適時三塁打を放ち、三塁に滑り込む(撮影・椎名 航)
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 広島・二俣翔一内野手(23)が18日のDeNA戦(マツダ)に「8番・右翼」で今季初先発し、2―7の完敗にあって存在感を示した。7点劣勢の7回に右中間へ適時三塁打。チーム唯一のマルチ安打を記録するなど、2得点に絡む活躍で抜てきに応えた。チームは2連敗で借金は今季最多の4に膨らみ、5位に転落した。

 二俣が今季初スタメンで輝きを放った。7回1死一塁。初対戦となったマルセリーノの150キロを右中間へ適時三塁打。沈黙が続いていた打線に反撃の灯をともした。

 「しっかり振った中で逆方向に飛んだという感じだった。自分の中では、しっかり芯に当たって打てた」

 打率.192と低空飛行が続く中村奨に代わって抜てきされ、起用に応えた。相手先発・東に対しては2打席凡退。1点を先制された直後の2回2死二塁では低めチェンジアップにバットが空を切るなど、徹底した変化球攻めに苦戦した。それでも、気持ちを切り替えて挽回につなげた。「真っすぐに負けないように。スコアラーさんもアバウトにくると言っていたので、一発で仕留めようと思っていた」。マルセリーノの速球をはじき返し、結果を残した。

 9回1死一塁で迎えた第4打席は、堀岡の変化球を中前へ運んだ。チーム唯一のマルチ安打に、新井監督は「練習を見ていても、よく振れている。今日はスタメンだったけど、2本ともいいヒットだった」と評価した。

 昨秋から捕手に挑戦し、複数ポジションをこなす23歳。ユーティリティー性を売りとしているが、打撃も磨いてきた。昨オフはブルージェイズ・岡本と2年連続で合同自主トレを敢行。従来はバットのヘッドが早く返ってしまい、力ないゴロが多いのが課題としてあったが、「“なるべくボールを長く見られるように”とアドバイスがあった」とスイングのラインを意識して修正に取り組んできた。力強い打球を追い求めてきた中、この日は逆方向への長打が生まれた。まだ成長過程とはいえ、成果が出たことは今後へのプラス材料となりそうだ。

 「今日は2本(安打が)出たが、やっぱり1打席目に何とか1本欲しかった。8番という打順で次が投手なので、そういうところで自分が走者を還せるようにしていきたい」

 好機で得点できなかったことが敗戦に直結。二俣もそれを理解しているからこそ、満足はしていない。チームを上昇気流へ乗せるべく、与えられたチャンスで確実に結果を残すだけだ。(長谷川 凡記)

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