阪神・富田蓮 セ最多勝左腕のDeNA東に、けん制の極意を学ぶ 開幕ローテ入りへ課題克服

[ 2025年12月6日 05:15 ]

ファンと交流する阪神の富田(撮影・中辻 颯太)
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 来季の開幕ローテーション入りを狙う阪神・富田が、9日から愛知県内でDeNA・東に弟子入りすることが5日、分かった。合同自主トレは10日間を予定。14勝を挙げたセ・リーグ最多勝左腕からは投球術に加え、けん制の極意を習得する。

 「一流の投手はフィールディングも含めて全てうまい。その中でも東さんのけん制はすごい。間の取り方などを積極的に聞きたい」

 弟子入りは“兄貴分”森下の後押しがきっかけだった。今季、食事をともにした際に、提言された。シーズン終了後には東に直接、連絡。合同自主トレの了承を取り付けた。

 「東さんはけん制を投げそうだなと思ったら本塁へ投げてくる。本塁へ投げてきそうで、けん制をするパターンもある。打者目線では、それだけでタイミングをずらされる」

 走者だけではない。けん制は打者との駆け引きにも有効であることを改めて知った。打者や走者を幻惑する“間”を構築できれば、この上ない武器となる。かねて「けん制やクイックは得意ではない」と明かしてきただけに、東の技術を是が非でも吸収したいところ。走者を塁上でくぎ付けにできるだけでなく、打者のタイミングを外せるとなれば、まさに一石二鳥だ。

 「自分は三振を量産するタイプではない。走者が出たときに粘ることが大事。決め球のパターンも増やしたいので、考え方などもじっくり聞いてレベルアップできるように」

 今季、東の直球の平均球速は140キロ台前半。通算2度目の最多勝を獲得した姿は、球速帯が似る富田にとっては理想型だ。今季は開幕2戦目の3月29日広島戦で先発を任されながら、1軍定着に至らず計6度の抹消を経験。「同じ失敗を繰り返していては1軍で活躍できない」。走られない、打たれない“間”をリーグ屈指の左腕から習得し、4年目の来季へ必ずつなげる。

 ○…東(D)の公式戦でのけん制刺は過去6度。23年に1度、24年に3度、25年に2度記録している。24年の3度は、床田(広)の4度に次いで、村上(神)と並んでリーグ2位。25年の2度は、伊勢(D)と並んでリーグトップだった。

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