阪神・佐藤輝明 母校の「近大マグロ」でスケールアップ誓う 肉体改造で50発ボディー築き上げる

[ 2025年12月3日 05:15 ]

近大マグロを贈呈された阪神の佐藤輝(中央)(撮影・北條 貴史)
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 今季のセ・リーグ最優秀選手賞(MVP)に輝いた阪神・佐藤輝明内野手(26)が2日、東大阪市の母校・近大でMVP受賞記念セレモニーに出席した。同大学OBの受賞は史上初の快挙であることを受け、松村到学長(67)から、体長1・2メートル、重さ32・2キロ(25万円相当)の「近大マグロ」が贈られた。猛虎の主砲は、高タンパク質&低カロリーで、筋肉生成や疲労回復など健康効果が多いマグロの積極摂取による今オフの肉体改造を宣言。球団日本人選手初の「50本塁打」へ、新ボディーを築き上げる。

 佐藤輝は巨大マグロを前に、両手を広げ、ポーズを決めた。そのバックを、1200人のギャラリーが鮮やかに彩った。これまで約70人のプロ野球選手を輩出したマンモス大学で、初のMVP獲得。猛虎の主砲を一目見ようと、昼休みの近大は一時騒然となった。

 「学生がほとんどだと思うが、凄く集まっていただいて、うれしかったです。(マグロは)デカいっすね!アレは一人じゃどうにもできないんで、ちょっと考えます(笑い)」

 体長1・2メートル、重さ32・2キロ。握り寿司に換算すると約600貫分という特大サイズ。「誰に食べてもらおうかな」と周囲を見わたした26歳は、シーズン中からクラブハウスの食堂でも積極的にマグロを摂取する。「凄く体にいいので、よく食べています。はい(意識して)」。認識は正しく、マグロは高タンパク質で、鉄分やビタミン類も豊富。筋肉生成や疲労回復の一助となる。養殖ながら、天然クロマグロと同様の栄養素を蓄える母校自慢の「近大マグロ」。受け取った逸品は、部位ごとに切り分けられて佐藤輝の自宅へと送付予定で、今オフに取り組む「肉体改造」の“プロテイン”として有効活用する構えだ。

 「(体を)ちょっと大きくしようかなと。全身(の筋肉)ですね。赤身を増やします」

 目的はズバリ、飛距離アップ。それはすなわち、球団日本人選手初となる「50本塁打」に対する挑戦意欲の裏返しだ。くしくも前日1日、神戸市内で番組公開収録に臨んだ際、近大OBの糸井嘉男スペシャルアンバサダーからも「50発」を狙うように尻を叩かれた。多忙なオフのイベント出演の合間を縫い、ウエートトレーニングに励む毎日。今季の40発&102打点に満足せず、来季は公称1メートル87、95キロからスケールアップした巨大ボディーとともに「連覇」「50発」「連続MVP」など“超大物タイトル”を釣り上げる。

 「いい結果を残して、またいい報告をしに(近大に)戻って来られるよう頑張りたい」

 その生態から「止まると死ぬ」と言われるほど、マグロは常に海中を泳ぎ続ける。猛虎の主砲も歩みを止めない。出場が期待される来春のWBC、そして連覇が懸かる6年目シーズンで至高の空気を吸うために、佐藤輝の鍛錬に休息はない。 (八木 勇磨)

 ▽近大マグロ 近畿大学水産研究所が、2002年に完全養殖に成功したクロマグロ。天然の稚魚を育てる養殖と違い、卵から成魚まで人工で生産するので、天然のクロマグロの減少を抑えることができると話題になった。安全に管理されたマグロを食べられるお店として、同大学のベンチャー企業・アーマリン近大が東京、大阪でレストラン事業を展開している。

 ≪近大・松村学長「成長した姿は学生にとってのモチベーション」≫
 「近大マグロ」のプレゼンターを務めた松村到学長は「着実に成長されている姿は、学生にとってのモチベーション。誇りに思う」と偉大なOBを称えた。学内広報をせずとも1200人ものギャラリーが集まった事実に目を丸くし、「みんなの期待と憧れ」と語った。来年3月のWBCや、将来的なメジャーでの活躍次第ではさらに大きい「近大マグロ」を準備すると明かし「今から育てておきます!」と大きな期待を寄せた。

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