元阪神・掛布雅之氏 連覇で黄金時代を…キーマンは大山 野球殿堂入りを祝う会で「6番」プラン提案

[ 2025年12月3日 05:15 ]

鏡抜きを行う阪神の村上(左端)、秦オーナー(同3人目)、掛布雅之氏(同4人目)、藤川球児監督(右端)(撮影・岸 良祐)
Photo By スポニチ

 今年1月に競技者表彰のエキスパート表彰で野球殿堂入りを果たした元阪神・掛布雅之氏(70)の「野球殿堂入りを祝う会」が2日、大阪市内のホテルで開催された。阪神・藤川球児監督(45)をはじめ、球界、経済界などから約400人が集い、祝福した。今は球団OB会長としてチームをバックアップする「ミスタータイガース」は、愛する猛虎に「来年勝てば、阪神の黄金期と言われる」と夢を託し、そのキーマンには2軍監督時代に育てた愛弟子・大山の名を挙げ期待を寄せた。

 一緒に戦った仲間がいる。今のタイガースを背負う選手たちもいる。祝福の拍手に包まれた掛布氏は「まさか自分が殿堂入りするような選手になれると思わなかった。テストで入ってますから。15年やった野球に対して胸を張れるのかな、と思います」と感無量の表情を見せた。

 球団創立90周年、史上最速のリーグ優勝、自身の殿堂入り――。チーム、自身にとって輝かしい言葉が並んだ1年だった。だが肝心なのは、その歴史を、これからも継続すること。藤川監督と村上選手会長から贈られた花束を手に、掛布氏は阪神の黄金時代到来を強く希望した。

 「来年勝てば阪神の黄金期と言われるんじゃないですか。選手たちは連覇に挑んで、われわれにはできなかった黄金時代をつくってほしい。巨人とか広島のように。いい形でチームは前に進んでいるので今なら連覇できる。来年が大切になる」

 かつてチームの看板を背負った経験者だから言えることがある。4番として打線の軸を担い、負けたときはすべてを背負う姿勢を貫いた。それが美学。いいときばかりではない。苦しいときに耐える存在もチームには必要。今、その役割ができる選手として挙げたのは、大山の名だった。

 「大山がいるから彼ら(佐藤輝や森下)が育った。佐藤輝は勝つことは背負える。でも負の部分を背負えるのは大山しかいない。大山の存在というのは、皆さんが思っている以上にチームにとって大きな存在」

 16年から2年間の阪神2軍監督時代には金本知憲監督の要請を受け、新人・大山の基礎を徹底的に鍛えた記憶がある。自身にとっての田淵幸一、そして巨人・松井秀喜にとっての落合博満も引き合いに出し、大山の存在感を表現。そしてバロメーターも示した。

 「大山が6番を打てる打線が組めれば層が厚くなる。ソフトバンクに負けない打線になる」。若き3、4、5番を後見する「6番・大山」プランも提案。黄金時代の支柱として期待した。(鈴木 光)

 <発起人代表>秦雅夫(阪神タイガースオーナー)
 ☆主な出席者 安藤統男、川藤幸三、山本和行、岡田彰布、佐野仙好、真弓明信、平田勝男、池田親興、木戸克彦、中西清起、金本知憲、藤川球児、福本豊、小川淳司、粟井一夫 =敬称略=

この記事のフォト

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年12月3日のニュース