広島・林晃汰が逆襲の2安打!紅白戦で“強烈引っ張り”実践「取り組んできたことが出た」左の大砲開花へ

[ 2025年11月21日 05:45 ]

広島の紅白戦で6回に強烈な右前打を放った林
Photo By スポニチ

 広島・林晃汰内野手(25)が、逆襲の秋に新境地の打撃を披露した。秋季キャンプ最終クールの20日に実施した紅白戦に、紅組の「6番・左翼」で先発。自ら課題に挙げる引っ張りを実践し、右翼線二塁打と右前打を放った。左の大砲候補と呼ばれて久しく、来季は8年目。強い危機感を胸に抱き、2桁本塁打を放った21年当時のコンパクトなスイングに活路を開く構えだ。

 強烈な引っ張り、強烈な打球だった。林が紅白戦で鮮やかなマルチ2安打。4回先頭で常広の内寄り直球を右翼線二塁打にすると、6回先頭でも左腕・高橋から4球ファウルで粘り、8球目の高め直球を右前へ運んだ。

 「この秋は(走者を進めるのに)引っ張るのがチームのテーマ。自分の課題でもあるので、取り組んできたことが全部出たかなと。特に(高橋)昂也さんには追い込まれていたので(良かった)」

 新境地の打撃と言っていい。1軍出場22試合で打率・188に終わった今季。7月20、21日のヤクルト戦でバックスクリーン、左越えへ運んだ2試合連続弾が示すように、放った9安打のうち8本が中堅から逆方向へのものだった。

 「当たれば飛ぶのでコンタクトしていくことが一番。その中でまずは引っ張る。当てにいくと自分の良さがなくなると思うし、大振りして飛ばすのは自己満足。バランス良く振るという意味でコンパクトがいいのかなと」

 今季の打撃内容を見つめ直し、スイング改造に着手した。「(7年間で)一番大きく振っていた」ものを、秋季練習からコンパクトに。「自分の思うところにバットを出せないとダメ。もっと正確にというイメージ」で、マシン打撃に励む。

 「(本塁打を)10本打った時のイメージに近い。従来はリラックスして運ぶ感じだったけど、今は(腕を)締める動きというか(スイングが)筒の中にある感じです」

 左のスラッガーと期待されて久しい。新井監督が口にする「限られたところで良いものを見せないと、チャンスは若い選手に移っていく。それがプロの世界」という言葉は、林にも当てはまる。本人は百も承知だ。

 「危機感はずっとある。少ないチャンスをものにできるように、しっかり準備したい。来年はオープン戦、シーズンにしっかり入っていけるように」

 2桁10本塁打を放った21年のシーズン。当時よりも体は強くなり、無駄をそぎ落としたスイングを身に付けた。8年目の来季、限られた出番を生かして、林は逆襲に転じる。(江尾 卓也)

続きを表示

この記事のフォト

「広島」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年11月21日のニュース