「森下にスパイクいいねと言われた」 韓国の5番打者、憧れの東京ドームでの2日間

[ 2025年11月18日 11:29 ]

 文保景(右から2番目 撮影・木村 揚輔)
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 【室井昌也コラム 月に2回は韓情移入】

 15、16日に東京ドームで行われた「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本VS韓国」。韓国の5番打者は同地での対戦を心待ちにしていた。

 2年連続20本100打点の左の強打者、文保景(ムン・ボギョン=LG)にとって今回の東京ドームでのプレーは「三度目の正直」だった。

 文保景は2023年のアジアプロ野球チャンピオンシップ(APBC)で代表入り。しかしKBOリーグの優勝決定戦「韓国シリーズ」の開始が当初予定より後ろにずれ、同シリーズ出場のLG、KTウィズの選手はAPBC参加辞退を余儀なくされた。

 昨年のプレミア12でも文保景は代表メンバーとなったが、チームは台湾でのオープニングラウンドで敗退。東京ドーム開催のスーパーラウンドに駒を進められなかった。文保景は今回、指を3本立てて「ようやく」と言って笑った。

 文保景はKBOリーグに複数いる日本通の選手の一人。一塁守備をしながら日本の打者の動きに注目した。25歳で同い年の森下翔太(阪神)について「タイミングの取り方がいい」と感心した。

 その森下が初戦の5回裏に一塁に出塁した際、文保景は投手交代の間に軽く接触。森下と「スパイクがいいね」といった主旨のやり取りをしたという。文保景のスパイクは所属チームのシンボルカラーである赤と黄色の組み合わせ。今年の韓国シリーズ優勝を記念し、表面にチームロゴが施された特別仕様だ。

 2戦目の試合前、文保景は捕手のチョ・ヒョン宇(チョ・ヒョンウ)と2人でビジター側日本の打撃練習を三塁ベンチ前で見つめた。文保景は「いやぁ、生まれて初めて野球を楽しく見ています。この練習をずっと見ていたい」と言って日本の打者の鋭い打球に感嘆の声をあげた。

 文保景は日本の投手について「捕手が構えたところに投げる能力が素晴らしい。打てないと思います」と苦笑い。2試合で9度打席に立ち無安打だったが2四球を選び、2戦目の7回裏の四球は追撃の1点につながった。

 「小園(海斗=広島)の立ったり座ったりの応援もすごかった」と日本での初プレーの感想を話した文保景。「憧れるのをやめましょう」とはいかないが、憧憬の念を抱きつつ、来年3月の「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)、東京ドームでの日本との再対戦を楽しみにしている。

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