【筑後鷹】24年ドラ3安徳駿「やっとシーズンが始まりました」柔軟性向上で制球力アップ

[ 2025年11月4日 06:00 ]

2軍戦でイニング間にキャッチボールするソフトバンクの安徳
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 2024年ドラフトで3位指名されたソフトバンク・安徳駿投手(23)は、富士大在学中の昨秋のリーグ戦で19回1/3を投げて四死球0など制球力には自信があった。しかしプロ入り後は野球が面白くないと感じてしまうほど、コントロールが乱れていた。そんな矢先、9月に転機が訪れた。自ら気付き、原因と解決策を導き出した。「やっとシーズンが始まりました」と笑顔を取り戻した。

 ルーキーイヤーの今季、ウエスタン・リーグの登板はわずか5試合。1軍登板はなかった。「恥ずかしい。大卒のドラフト3位でこれ?と思われそう」。入団時には今季の目標を“新人王”と掲げていたものの、入団時のメディカルチェックで右肘に異常が見つかり、プロ野球人生はリハビリ組での悔しいスタートとなった。

 半年間のリハビリ生活を終え、6月18日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(タマスタ筑後)で公式戦デビューを果たした。しかし、持ち味だったはずのコントロールが思い通りにいかなかった。結果的に今季は2軍戦5試合、14回1/3を投げ13四死球。「面白くなかった」と振り返る。小学校3年で初めてピッチャーをした試合では四球が続いたが、それ以降大学卒業まで、制球に悩んだことはなかった。富士大4年の秋季リーグは6試合で19回1/3を投げ四死球0。「自分が投げたいところに投げられて、バッターの反応を見るのが楽しかった」と思い返すように話した。

 9月末、原因が分かり一気に解決の糸口が見えた。プロ入り後のトレーニングはウエートの比率が多くなり、大学時代は積極的に行っていた可動域の比重が小さくなっていたのだ。「筋肉は大きくなったけど、体が硬くなっていました」。以前行っていたトレーニングやストレッチを取り入れた結果、少しずつ体の柔軟さが戻り、自慢の制球力も復活しつつある。「やっとシーズンが始まりました」とやる気がみなぎっている。

 この冬、目標がある。11月に台湾で行われるウインターリーグのメンバー入りし、富士大からNPB入りした同期のオリックス・麦谷、巨人・坂本達也とともに参加する。「麦谷がセンターで坂本がキャッチャーなので、センターラインがそろうんです。“しょぼくなったな”と言われないように頑張ります」とニコッと笑った。将来の夢は大きく、日本代表として戦うこと。「着てみたいですね、あの縦じまのユニホーム」。夢への第一歩として台湾で躍動する。 (昼間 里紗)

 ◇安徳 駿(あんとく・しゅん)2002年(平14)5月18日生まれ、福岡県出身の23歳。小学1年から野球を始める。久留米商では甲子園出場なし。富士大では4年春の北東北大学リーグで防御率1・03で最優秀防御率。背番号28。1メートル77、82キロ。右投げ右打ち。

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