【近畿大会】神戸国際大付が16年ぶり神宮切符 井本康太主将は壱岐に雄姿を届ける

[ 2025年11月4日 06:00 ]

高校野球秋季近畿大会決勝   神戸国際大付7―6智弁学園 ( 2025年11月3日    さとやくスタジアム )

<神戸国際大付・智弁学園>16年ぶり3度目の優勝を飾った神戸国際大付の選手たち(撮影・北條 貴史)
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 秋季近畿大会の決勝が行われ、神戸国際大付(兵庫)が智弁学園(奈良)を7―6で振り切り、2009年以来16年ぶり3度目の優勝を決めた。主将の井本康太捕手(2年)が2安打1打点など攻守にチームを支えた。近畿大会では、昨秋から2連覇の東洋大姫路に続いて兵庫勢が3季連続優勝。近畿地区代表として、明治神宮野球大会(14日開幕、神宮)に出場する。

 強打を伝統とする神戸国際大付がバッテリーの力で近畿王者に輝いた。3投手をリードした井本は「三振や併殺を欲しい場面で取れた」と振り返った。主将として、「もう守備のほころびから負けることはやめよう」と目指す道を明確にしてきた。今秋は兵庫大会から近畿大会準決勝まで計10試合7失点。決勝は3回までに6失点で同点とされても、4回以降は無失点と立て直した。打っては同点の8回2死で右前打を放ち、直後の左中間への一打で決勝の生還も果たした。

 井本は長崎県の離島で、人口約2万4000人の壱岐で育った。中学では軟式野球部に所属しながら、兵庫の強豪から入学の勧誘を受けた。「“国際”は打撃が凄い。ここで甲子園に行く」と島を離れることを決断。長崎に残ることを希望する両親の涙を見ても、決意は揺らがなかった。

 今春選抜では生まれ育った島内の壱岐高が21世紀枠で出場した。ほぼ全選手と面識があり、島に残っていれば自身も聖地に立てたかもしれない。それでも「次は自分が頑張ればいいだけ」と後悔はいっさいなかった。「激戦の兵庫を勝ち抜くことにも価値がある」。地元を離れたプライドがあった。

 今大会の優勝で来春選抜出場は確実。「頼りない主将だけど、少しは成長できたかな」。今秋も壱岐に雄姿を届けるべく、神宮へ向かう。 (河合 洋介)

 ≪猛追も及ばず≫智弁学園は初回終了時点で4点の劣勢から同点に追いつく猛追を見せるも、20年以来5年ぶりの優勝に届かなかった。プロ注目の最速147キロ左腕・杉本真滉(2年)は、同点の8回から4番手として救援登板。8回2死一塁から左中間への決勝二塁打を献上するも、小坂将商監督は「杉本もいいレベルまで成長してくれた。このチームはそこそこ戦えると思っているし、冬の間に努力させたい」と、さらなる成長に期待した。

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