ロバーツ監督 大谷翔平に重圧は無縁「彼自身が自分に期待している」 信頼感の高さが「不公平かも」

[ 2025年10月29日 13:22 ]

ワールドシリーズ第4戦   ドジャース2―6ブルージェイズ ( 2025年10月28日    ロサンゼルス )

試合後の会見に臨むドジャース・ロバーツ監督(撮影・柳原 直之)
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 ドジャースは28日(日本時間29日)、本拠でブルージェイズとワールドシリーズ(WS)第4戦を戦い、2―6で敗戦。対戦成績は2勝2敗のタイとなった。「1番・投手兼DH」で先発出場した大谷翔平投手(31)は第1打席で四球を選びポストシーズン(PS)最長記録となる11打席連続出塁を記録したが、3打数無安打。投げてはWS初登板で今季最長タイの6回0/3を投げ、6安打4失点で初黒星となった。デーブ・ロバーツ監督(53)は大谷の投球内容について言及した。

 延長18回の激闘となった前夜の第3戦。フル出場した大谷は2本塁打を含むポストシーズン史上最多となる9出塁の歴史的活躍を見せた。しかし2度目の敬遠で出塁した延長11回。次打者・ベッツの左前打で二進した際に不自然な足の運びを見せた。その際に右脚にアクシデントがあったとみられ、状態が心配されていた。

 午後5時10分の試合開始の時点で気温は29・4度。大谷はウォームアップ中から発汗し、直前のブルペン投球では合間に何度も汗を拭うシーンも見られた。それでも初めての登板となるWSの舞台でも変わらず、自らの力を発揮。初回は2死一、二塁のピンチを迎えながらも無失点。2回はわずか7球で3者凡退で終えた。

 しかし0―1の3回1死一塁、カウント2―1からゲレロに投じたスイーパーが高く浮き、完璧に捉えられた打球は左中間スタンドへと高い弧を描いた。痛恨の逆転被弾。7回、先頭のバーショ、クレメントに連打を浴びて無死二、三塁のピンチを招いて降板した。

 前日の試合で2本塁打、2二塁打、5四球で9出塁を記録するなど大活躍。しかしこの日は初回の第1打席で四球を選んだが、3打数無安打だった。指揮官は「彼は人間です。しかし、明らかに投球に多くのエネルギーを費やしています」と評し「相手が良い投球をした。バックドアのカッターや、彼を少し窮屈にさせる変化球があった。今夜の彼の打席での意図は良かったと思います」と対戦投手の投球を称えた。

 規格外の活躍を続ける唯一無二の存在だけに、投打両面で重圧がかかっていることも事実。しかし指揮官は「私は彼がそれをプレッシャーだとは見ていないことを知っています」と否定する。「それは彼自身が自分に期待していることだと言えるでしょう。ファンであること、そして偉大な選手から偉大なプレーを見ることの一部です。ですから、彼が打席に立つたびに、私は素晴らしいことが起きると期待しています」と変わらぬ信頼感を示し「もしかしたら不公平かもしれませんが」と微笑みながら付け加えた。

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