大谷翔平WS初勝利ならず 今季最長タイ6回0/3を4失点、前夜6時間39分フル出場の疲労見せず力投も

[ 2025年10月29日 11:00 ]

ワールドシリーズ第4戦   ドジャース―ブルージェイズ ( 2025年10月28日    ロサンゼルス )

ワールドシリーズ<ドジャース・ブルージェイズ(4)>ドシャース先発・大谷(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャース大谷翔平投手(31)が28日(日本時間29日)、ブルージェイズとのワールドシリーズ第4戦に先発。今季最長タイの6回0/3を投げ、6安打4失点でマウンドを降り、WS初勝利はならなかった。

 午後5時10分の試合開始の時点で気温は29・4度。ウォームアップ中から発汗し、直前のブルペン投球では合間に何度も汗を拭うシーンも見られた。それでも大谷は初めての登板となるWSの舞台でも変わらず、自らの力を発揮した。先頭のルークスは96.7マイル(約155.6キロ)直球で左邪飛。左翼手のE・ヘルナンデスが客席に目一杯、体を乗り出しキャッチする好プレーで最初のアウトを取ると、両手を突き上げ、プレーを称えた。

 続くゲレロはスイーパーで空振りの3球三振に仕留めた。2死から3番・ビシェットに四球、続くバージャーに三塁内野安打を許し、一、二塁のピンチを迎えたが、カークを一飛に仕留めて笑顔で堂々とベンチへと引き揚げた。

 初回を無失点で立ち上がり、ペースをつかんだ。2回はわずか7球で3者凡退。しかし0―1の3回にわずかな失投を確実に捉えられた。1死一塁、カウント2―1からゲレロに投じたスイーパーが高く浮き、完璧に捉えられた打球は左中間スタンドへと高い弧を描いた。表情一つ変えず打球の行方を見送ると、後続を確実に打ち取って傷口を最小限にとどめる。4回はカーク、バーショ、クレメントを3者連続三振。気持ちを切り替え、チームが勝つ可能性を高める投球に徹した。

 やられたままでは終わらない。ゲレロに対して、意地とプライドを示してみせた。1―2の5回2死一塁、前の打席で逆転弾を許した相手主砲を迎えた。初球にこの日最速となる99.0マイル(約159.3キロ)直球を投じると、最後も99.0マイル直球で中飛に仕留めて胸を張り、マウンドを降りた。

 7回のマウンドに上がったが、先頭のバーショ、クレメントに連打を浴びて無死二、三塁のピンチを招いて降板。大観衆からは拍手が沸き起こったが、若干うつむき加減で、悔しさをにじませながらベンチへと引き揚げた。2番手・バンダが大谷の残した走者を還したため、大谷は4失点となった。

 消耗度が心配されたが、投球内容で力強く振り払った。延長18回の激闘となった前夜の第3戦。フル出場した大谷は2本塁打を含むポストシーズン史上最多となる9出塁の歴史的活躍を見せた。2度目の敬遠で出塁した延長11回。次打者・ベッツの左前打で二進した際に不自然な足の運びを見せた。その際に右足にアクシデントがあったとみられ、ロバーツ監督とトレーナーがグラウンドまで駆けつけた。トレーナーとデーブ・ロバーツ監督が二塁に直行。見守る前で大谷は右脚を伸ばし、短いダッシュをこなして軽症を強調した。

 予定通り先発起用することは決めたが、この日の試合前は「あまり決めつけずに、彼の様子を見ながら対応していくつもりだ」と投球内容をしっかりと把握しつつ、決めていく方針を話していた。

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