フリーマンで死闘制した!大谷翔平は2発含む9出塁の歴史的活躍でサヨナラ勝利に貢献 ド軍2勝1敗に

[ 2025年10月28日 15:50 ]

ワールドシリーズ第3戦   ドジャース6×―5ブルージェイズ ( 2025年10月27日    ロサンゼルス )

ワールドシリーズ<ドジャース・ブルージェイズ>18回、サヨナラ勝ちにバンザイする大谷(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャース大谷翔平投手(31)が27日(日本時間28日)、本拠でのブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第3戦に「1番・DH」で先発出場し2発を含む9出塁の歴史的活躍を見せた。チームは延長18回にフレディ・フリーマン内野手(36)の劇的アーチで6時間超の死闘を制し、サヨナラ勝ちした。

 5―5の延長18回、先頭で打席に入ったフリーマンが相手9番手・リトルの6球目、真ん中付近のシンカーを捉えると打球はバックスクリーンへ一直線。劇的なサヨナラアーチで6時間超えの死闘を制すると、大谷もベンチを飛び出し腕をグルグルと振り回して大喜びした。

 試合後、インタビューに応じた大谷は紅潮した頬に汗をにじませ「うれしい気持ちもありほっとしたような気持ちもあります」と安堵の笑みを見せた。

 時計の針をはるか6時間以上前に戻す。初回の第1打席は相手先発のベテラン右腕・シャーザーの2球目、内寄りのカーブを捉え、右翼線にエンタイトル二塁打を放ってチャンスメーク。3回1死の第2打席はシャーザーの内角高めの直球を完璧に捉え、右翼ポール際へ今WS2本目、PS7本目となるソロアーチを放った。PS通算では10本目で松井秀喜と並んで、日本選手最多タイ記録となった。

 2―4の5回1死一塁の第3打席はブルージェイズベンチがシャーザーに代え、左腕フルーハティを投入。レギュラーシーズンから3打席連続三振を喫していた“天敵”に徹底したスライダー攻めを受けたが、6球目の内寄りを捉え左中間を破る適時二塁打。1点差に迫るタイムリーを放つと、フリーマンの右前適時打で同点のホームを踏んだ。

 4―5と勝ち越された直後の7回の第4打席は相手4番手・ドミンゲスの直球を捉え、左中間スタンドへこの試合2本目となる同点アーチ。スタンドに打球が着弾するとバットを放り投げて大絶叫し、何度も拳を握りしめ感情をあらわにした。

 この一発で今ポストシーズン8発目とし、20年シーガーと並んで球団タイ記録。また通算では11発とし、10本で並んでいた松井秀喜を抜いて日本人のPS通算最多本塁打記録を樹立した。

 さらに、同一PSで複数本塁打を3試合記録したのは史上初。1試合4本の長打はワールドシリーズでは1906年ホワイトソックスのフランク・イズベル以来119年ぶりと記録ラッシュの一発となった。

 同点で迎えた9回の第5打席は走者がいないもののブルージェイズベンチは申告敬遠を選択。勝負を避けられ一塁に進むと、続くベッツの打席で二盗を試みたが失敗に終わり、試合は延長戦に入った。

 5―5の11回2死で迎えた第6打席も走者なしで異例の2打席連続となる申告敬遠。勝負を避けられ一塁へ進むと、続くベッツの左前打で二塁へ進んだが、その際に右足を痛めたとみられ、ベース上で足を伸ばす仕草を見せ慌ててロバーツ監督もベンチから駆けつけた。1本ダッシュをして状態を確認後、プレーを続行した。

 走者なしで2度の申告敬遠は故意死球が1955年に公式記録となって以降、ワールドシリーズ史上初となった。

 延長13回2死三塁の第7打席も相手ベンチは申告敬遠を選択。これで1試合7出塁とし、ポストシーズン新記録を打ち立てた。さらに、延長15回1死の第8打席も4打席連続で申告敬遠。PSで4度の申告敬遠は史上初。1試合8出塁もポストシーズン新記録とした。

 延長17回2死一塁の第9打席はブルージェイズベンチが勝負を選択。ただ、結果的にストレートの四球で勝負を避けられる形となり1試合9出塁はレギュラーシーズンも含めMLB最多タイ記録となった。

 大谷の2発を含む全9打席出塁と歴史的な活躍もあり、ドジャースは死闘を制してサヨナラ勝ち。対戦成績を2勝1敗とした。第4戦は大谷の先発が予定されており、「もう早く帰って寝て、明日に備えたいです」」と6時間超のゲームを終えても意欲十分。一気に王手をかけたいところだ。

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