先発シャーザーが素直に降板 大谷の打席目前で 指揮官とは握手…救援投手打たれ同点も表情を変えず

[ 2025年10月28日 10:55 ]

ワールドシリーズ第3戦   ブルージェイズ―ドジャース ( 2025年10月27日    ロサンゼルス )

ブルージェイズ先発のシャーザーはシュナイダー監督にボールを渡し、マウンドを降りる(AP)
Photo By AP

 ブルージェイズのマックス・シャーザー投手(41)は27日(日本時間28日)、敵地ロサンゼルスでのドジャースとのワールドシリーズ(WS)第3戦に先発、5回途中で降板した。

 5回1死一塁。ベンチを飛び出したシュナイダー監督からマウンドで交代を告げられ、シャーザーは何度もうなずいた。勝利投手の権利まであと2アウト。前回登板ではマウンドに来た指揮官を追い返した男が素直にベンチへ下がった。そして戻ってきたシュナイダー監督と握手をした。

 初回先頭の大谷に右翼線へのエンタイトル二塁打を打たれたが、ベッツを右飛、フリーマンを三飛といずれも高めの直球で押し込んで打ち取ると、スミスをカーブで空振り三振。初回を無失点で立ち上がった。しかし、2回1死無走者からT・ヘルナンデスに甘く入ったスライダーを左翼席に運ばれ、先制を許した。2回1死無走者で迎えた大谷には高めの直球、カットボールを続けて追い込んだが、6球目の内角高め直球を右翼席に運ばれた。

 それでも4回、バッテリーを組む捕手カークの逆転3ランなど4点を入れて逆転。リードを奪った。初回から出力を上げ腕を振った79球。ただ、代わった2番手のフルーハティが大谷に適時二塁打、さらにフリーマンの右前打で同点に追いつかれた。結局、シャーザーは4回1/3、79球を投げて5安打3失点、3奪三振だった。

 シャーザーは16日(日本時間17日)のマリナーズとのア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)第4戦で6回途中2失点と好投し、6年ぶりにポストシーズン(PS)で勝利投手となった。5回2死一塁の場面でシュナイダー監督がマウンドに歩み寄ると激高。鬼の形相で怒鳴って降板を“拒否”してダッグアウトへ追い返し、マリナーズのアロザレーナを空振り三振に仕留めてほえた。この場面について「状況を頭の中で整理して攻め方も分かっていた。そしたらシュナイズ(監督)が来るのが見えたから、オイオイオイ、今は降りられない、調子も良すぎるのに、と思った」と振り返り、「ちょっと言葉は違うけど、まだ全然いけるし、アウトを取れると分かっているし、とにかく続投したいと伝えた」と説明した。「マッド・マックス」と異名をとる右腕の闘争心を表すシーンだった。

 この試合でも注目されたが、素直に交代に応じたシャーザー。同点に追いつかれたシーンでは表情を変えずにグラウンドを見つめた。

この記事のフォト

「ドジャース」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年10月28日のニュース