阪神・原口文仁 「先輩たちもこんな気持ちに…」本当はどこかで野球を続けたい、という心の中の葛藤

[ 2025年10月1日 05:15 ]

練習開始前の円陣であいさつする阪神・原口(右奥)(撮影・北條 貴史)
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 【記者フリートーク】原口はもの凄く悩んでいた。NPBじゃなくても、日本じゃなくても、どこかで野球を続けられないのか。「先輩たちも皆さん引退するときってこんな気持ちになるんですかね」。できるなら、まだまだ続けたがっている心の中の葛藤が確かに聞こえた。

 19年1月の、とある新年会で隣にいた原口からビールを勧められ、注ぎ返そうとすると「きょうは飲めないんです」「なんだ元気ないなあ」…。後日、自主トレ取材に行くと練習パートナーの俊介だけで原口は不在だった。翌日の検査で大腸がんと診断されていた。何も知らずに、とんでもないことを言ってしまったと後悔した。

 以来、原口が復帰してから勝手に自主トレに押しかけている。ボール拾いや道具の片付けしかできないが、何か手伝いたいと自分なりの思いで、毎年1月のルーティンになっていた。来年はそれももうできないのか。でも、次のステージでも原口のフルスイングを応援したい。 (専門委員・畑野 理之)

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