日本ハム・伊藤大海「自分の勝ち星より」価値ある快投 サヨナラ勝ち呼ぶ9回11K零封

[ 2025年8月25日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム1―0ソフトバンク ( 2025年8月24日    エスコンF )

<日・ソ>7回、海野を空振り三振に仕留め雄叫びをあげる伊藤(撮影・高橋 茂夫)
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 一歩も譲らなかった。日本ハム・伊藤が、ソフトバンク・モイネロと今季5度目の投げ合い。13勝目には届かなかったが9回7安打無失点、11三振を奪う快投だった。

 「ヒリヒリするような展開で、今までの野球人生の中でもなかなかない楽しいゲームだった」

 5回に10球で3者三振を奪うなど、7回までに10奪三振。8回1死から周東に2球目を投じた後、右手中指がつるアクシデントもあったが、今季最多にあと1球に迫る129球を投げ切った。治療でベンチに戻った際に苫小牧駒大(現北洋大)時代の恩師・大滝敏之監督の「粘り強さは気迫から」という金言を思い出し「それを思い出して、しっかり投げることができた。ここまで来たらもう気持ち」と続投した。

 昨年のソフトバンクとのCSファイナルS初戦で敗戦。雪辱を誓ったソフトバンクとの今季本拠地開幕戦も敗れるなど、節目の試合で苦汁を飲んできた。エースの力投を新庄監督は「勝ちは付かなかったが、3勝分くらいの評価はしたい。しっかりフロントには伝えます」と称えた。

 逆転優勝へ勢いを生んだ快投。「今日この試合にかける思いは凄く強かった。自分の勝ち星以上に、本当にうれしい1勝です」。頼もしいエースは満足そうだった。(武田 政樹)

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