阪神の勝因は高寺望夢→小幡竜平→坂本誠志郎とつなぎ失点を防いだ6回の守り 改めて強さ実感

[ 2025年8月14日 08:00 ]

セ・リーグ   阪神2―0広島 ( 2025年8月13日    マツダ )

<広・神>6回 中村奨の左前打で本塁を突いた佐々木はタッチアウト(捕手・坂本)(撮影・成瀬 徹)  
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 【畑野理之の談々畑】阪神の守り勝ちとしか言いようがない。安打は4回2死からの坂本誠志郎の左前打と、5回1死からの近本光司の左前打の2本だけ。タイムリー0で、3回に相手ミスでもらった2点を、高橋遥人7回→及川雅貴1回→石井大智1回の零封リレーで逃げ切った。ゲームセットまでわずか2時間42分だった。

 勝因は6回の守りだろう。先頭の佐々木泰に中前打されると2死二塁から中村奨成に左前打。左翼の高寺望夢→遊撃の小幡竜平とつないで生還を阻止した。高橋が5回まで打者15人をパーフェクトに抑え、この回が初めて許した走者だっただけに試合の流れを渡さないという意味でも大きなプレーだった。

 高橋がヒーローインタビューで「ストライク先行でいけた」と言っていたが、守りやすいリズムを奏でたのも決して無関係ではないと思う。初回を8球、2回を6球。ここまで14球は一つもボール球は投げていない。

 3回先頭・佐々木に2ストライクから見せ球として投げた内角高め真っすぐが初めてのボール球だった。5回も3球三振、3球三振、そして1ストライクからの2球目を中飛とすべてストライク8球で片付けた。ビッグプレーが生まれるまでの前半5回は44球でまとめた。ここまでボール球はわずか8つしかなく、後ろで守ってくれている守備陣にリズムが生まれるのも自然だろう。

 一方の広島はといえば、3回に三塁の佐々木と一塁のエレフリス・モンテロが連続失策。無死二、三塁で、中野拓夢の右犠飛で先制。さらに大瀬良大地の暴投で2点目をもらった。初回も無得点だったとはいえ近本が四球をもらい、中野の一塁線のバントはモンテロがタッチを空振り(記録は犠打と失策)。3失策と1暴投。無安打で2得点。6回の本塁タッチアウトは走塁ミスとは呼べないものの走塁死もあり、終始、阪神に追い風が吹いていたような気がする。私は麻雀をするのだが、国士無双はいいすぎかもしれないが、一九字牌で流し満貫くらいを上がった感覚だ。

 こんな試合展開でもきっちりとものにする阪神は、改めて強いと思った。

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