ソフトバンク 川瀬“スクランブル代打”仕事人ぶりを発揮「今宮さんと同じグラウンドで…」

[ 2025年6月15日 06:00 ]

交流戦   ソフトバンク4―0DeNA ( 2025年6月14日    みずほペイペイD )

<ソ・D>5回、適時二塁打を放った川瀬はベンチに向かってポーズ(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの川瀬晃内野手(27)が14日、DeNA戦に緊急出場し仕事人ぶりを発揮した。1―0の5回2死二塁で今宮健太内野手(33)がスイングした際に左脇腹を痛めて交代。カウント2―2から代打で登場し、三塁線を破る適時二塁打を放った。7回にも左前適時打を決めて2安打2打点。川瀬が打点を挙げた試合は今季5勝1分けと無敗だ。チームは2連勝で貯金を今季最多4とした。

 すぐさま異変を察知して準備に入っていた。1―0とリードして迎えた5回2死二塁の場面。打席途中に負傷した今宮と交代した川瀬の当たりが三塁線を破る。気迫のヘッドスライディングで二塁を陥れた。値千金の適時二塁打だ。

 「今宮さんのことは僕が一番知っているので。何が何でも打ってやろうと思ってました。代わりとして結果を出せて良かったなと思います」

 今宮が途中交代となり球場はざわついていた。3球目を空振りした際に左脇腹を痛めて表情をゆがめ、5球目のファウルの後にベンチへ下がった。この緊急事態でカウント2―2から代打で登場したのが川瀬だった。

 3球目の時点で有事に備えてベンチ裏へと移動した。レガースなどの防具を着けて集中力を高める。わずかな時間でメンタル面も含めて準備をした。「走者を還すだけ。コンタクトする意識でいきました。3―2に持ってこれたのは良かったと思います」。フルカウントから大貫が投じたスプリットを捉えた。7回にもタイムリーを放ち、2安打2打点の活躍を見せた。

 出場41試合のうちスタメンは16試合。スーパーサブとしての役割で頼もしい仕事人ぶりが光る。連敗を5で止めた5月2日のロッテ戦では劇的なサヨナラ打。5月20日の日本ハム戦では決勝打となったプロ1号を相手エース伊藤から放った。先発出場した前日13日にはセーフティースクイズに成功。川瀬が打点を挙げるとチームは今季6試合で5勝1分けと負けなしだ。

 いつでも試合に入っていける状態を整えている。お手本はベテランの中村だ。昨季から行動を見て、準備の型をつくっていった。小久保監督は「今日は川瀬に尽きる。目が合ったらいつでもいける準備をしている選手。若い控えの選手は見習ってほしいですね」と称えた。

 川瀬にとって今宮は何度も自主トレをともにした同じ大分出身の尊敬する先輩だ。心優しい仕事人は「また今宮さんと同じグラウンドで野球をやりたいので」と早期復帰を願い、不在の間のチームを支える決意をにじませた。(木下 大一)

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