【筑後鷹】育成3年目の山下恭吾内野手 くせ者になる!! “師匠”牧原大成の金言を胸に

[ 2025年4月8日 06:00 ]

ソフトバンク・山下恭吾
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 ソフトバンクの育成3年目、山下恭吾内野手(20)が“くせ者化”を進めている。長打を打つ選手ではないという考えから、打席では粘りながら単打や四球での出塁など相手が嫌がる打撃を目指して進化中だ。牧原大成内野手(32)の自主トレで練習に取り組む姿勢を学び、食事改善の効果も感じている20歳はアピールを続けていく。

 これが俺の生きる道だ。山下の打撃にいやらしさが出てきた。1日の四国・香川との3軍交流戦(タマスタ筑後)ではスタメンで出場して3四球。5球ファウルして10球目に四球で出塁する粘りも見せた。しぶとく遊撃への内野安打も放ち「僕には長打でなく出塁率とかを求められていると思う。そこを意識し始めてからバッティングの内容がちょっと変わってきた」と目指す選手像が見えてきた。

 2軍戦での出塁率は昨季10試合出場、20打席で・500。今季は6試合出場、16打席で・400。追い込まれても「何とか3―2に持っていく」と食らいつく。そのしぶとさは状況を読んだ打撃などから「くせ者」と称された元巨人の元木大介氏のようだ。大道3軍打撃コーチも「しつこい選手というのは凄くいい」と姿勢を評価する。

 1月に牧原大の自主トレに入門した効果も大きい。育成からはい上がった師匠から「量をやらないと質は求められない」と言われ、とにかくバットを振る日々を過ごした。2月の宮崎春季キャンプではA組(1軍)の紅白戦にも出場。大津から適時打を放つなど存在感を示した。トップレベルを肌で実感し「A組の選手以上に練習をやらないと」と、より目をギラつかせて練習に取り組んでいる。

 守備の動きにも切れが出てきた。食事改善の成果が大きい。これまで体脂肪率が20%ほどだったが、食べ過ぎないこと、食べるタイミングとバランスを意識したことで13%まで落とし「気持ちよく動けている」と好循環を生んでいる。ウエスタン・リーグでは二塁と三塁でともに無失策をキープしている。

 育成3年目。勝負の年と自覚し、手応えはある。「打撃はしつこく、しつこく。守備は消極的なミスをなくしていければ」。くせ者っぷりに磨きをかけて道を切り開いていく。 (杉浦 友樹)

 ◇山下 恭吾(やました・きょうご)2004年(平16)7月7日生まれ、福岡県出身の20歳。福岡大大濠で13打数4安打の活躍で2勝を挙げる躍進に貢献した。22年育成ドラフト2位でソフトバンクに入団。背番号159。ニックネームは「やまちゃん」。1メートル75、78キロ。右投げ右打ち。

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