零敗も貫いた阪神・球児監督流積極野球 3回までに5人がファーストストライク撃ち 今季テーマ早くも体現

[ 2025年3月31日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神0―2広島 ( 2025年3月30日    マツダ )

<広・神>選手交代を告げベンチへ戻る藤川監督(撮影・大森 寛明)
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 本塁どころか、一塁ベースまでもが遠かった。阪神・藤川監督は2安打零敗で就任後初黒星。相手先発の森を攻略できなかった。冬のような気候だったこの日と同じように打線にも寒風が吹いたものの、今季のテーマである積極姿勢が垣間見えた。

 初回の近本の左飛は、1ストライクからの2球目を打ち、ファビアンのダイビングキャッチに阻まれたもの。2回の森下の三直は1ストライク1ボールからの一打。3回2死二塁で、モンテロの好守に阻まれた近本の一ゴロは初球攻撃だった。3回までにファーストストライクを打って出た打者は5人もいた。2連勝した前日までは、打者によってはじっくりボールを選んでいたが、この日は全員が速攻のプランに沿って打って出た。

 森下は「コントロール良く投げるので、早めのカウントから狙っていた」と語り、早仕掛けが森対策の一環だったことを示した。藤本総合コーチの「勝つためにどうすべきか、どう考えるか」というコメントからも、意思統一した攻撃だったことを感じさせた。
 27日の開幕前日会見。藤川監督は敵将・新井監督の前で、こう予告していた。「おととしはボールを非常に見極めて、昨年は(広島)森下投手のようなコントロールのいい投手にストライクゾーンをどんどん突かれたイメージがある。ウチがどんな野球をするのか、楽しみに見てもらいたい」。戦前に掲げていたアグレッシブな攻撃を、早くも3戦目に実行した形だ。

 もちろん、勝負の世界は、思い通りに物事が進むほど甘くない。指揮官は敗戦後に「まあ全部がそういうふうにはいかない」と割り切った。ガンガン打つ一枚岩の攻撃は、新生タイガースの武器となる可能性を秘めている。(倉世古 洋平)

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