阪神・門別 母校センバツ勝利の日に、防御率0.00締め 開幕3戦目コイ斬りも任せろ

[ 2025年3月24日 05:15 ]

オープン戦   阪神1―2オリックス ( 2025年3月23日    京セラD )

<オ・神>先発した門別(撮影・須田 麻祐子)
Photo By スポニチ

 阪神・門別啓人投手(20)が23日、オープン戦防御率1位を確定させた。オリックス戦(京セラドーム)に先発して5回2/32失点(自責点0)。今春実戦は計7試合、25回2/3を投げて防御率0・00を誇った。80年以降、オープン戦の規定投球回到達者で高卒左腕の防御率0・00は門別が初。初の開幕ローテーション入りを果たす大器が開幕3戦目となる30日の広島戦(マツダ)でプロ初勝利を狙う。オープン戦の全日程を消化したチームは3勝5敗4分で3年連続の負け越しを喫した。

 シーズン未勝利の投手とは思えない貫禄の投げっぷりだった。先発の門別が5回2/3を投げて7安打2失点(自責0)。オープン戦の規定投球回に到達し、防御率1位が確定した。実戦での調整登板を終えてマウンドを去る際には、虎党から期待のこもった大きな大歓声を浴びた。

 「高めに集まったなというのはある。それでも走者が出てからはしっかり投げられた。継続していきたい」

 15日のプレシーズンゲームではカブスを5回パーフェクトに抑えた。力投した一戦からは一変して粘りの投球を披露。初回、無死三塁で太田に先制の中犠飛を献上した。今春実戦で7試合目、実に21イニング目で初失点。しかし、なおも1死一塁からはオリバレスを高め直球で三ゴロ併殺に仕留めた。初回に続き5回にも味方野手の失策が絡み失点も再びピンチを脱出。なおも1死二、三塁では紅林を投ゴロ、続くオリバレスもともに直球で一飛に抑えて最少失点で試合をつくった。

 「点数が入っても、しっかり落ち着いて投げられた。(走者が)出たときの対処法としては良かった」

 マウンド上での堂々とした姿とは異なり、打席では初々しさも見せた。2回2死一、二塁で迎えた第1打席。カウントが1―1から空振りすると三振と勘違いしてベンチに帰りかけた。カウントを確認後に再び打席に戻るも結果は空振り三振。赤面するシーンもあったが、投手としては役割を果たした。当然、藤川監督も称えた。

 「非常に良く映りました。良いところでゴロを打たせて併殺を取れていた」

 球団でオープン戦防御率1位に輝いたのは11年の久保康友以来で、左腕では08年の岩田稔以来(ともに防御率0・00)となった。しかも同戦の規定投球回到達者で高卒左腕の防御率0・00は門別が初。「今はコントロールしたいところに投げられている。シーズンに入ってもできるように」。本番へ向けて確かな手応えをつかんだ。

 この日は母校・東海大札幌が選抜大会で1回戦を突破。「よく勝ったな…と。次もしっかり勝ってほしい」と後輩へのエールも忘れなかった。次は自身が球児たちに勇姿を届ける番。見据える先は30日の広島戦。プロ初勝利を狙う大器のシーズンが始まる。(松本 航亮)

 ○…門別(神)がオープン戦3試合、12回2/3を2失点(自責0)で防御率トップの0.00。阪神投手のオープン戦防御率トップは11年の久保康友(防御率0.00)以来14年ぶりで、左投手では08年の岩田稔(同0.00)以来17年ぶりになる。オープン戦の防御率0.00は、80年以降では前出の2人を含む13人目。高卒3年目の門別は12年国吉(D)に並ぶ年少記録。左投手は08年岩田、16年和田毅(ソ)に続く3人目で、高卒は門別だけと珍しい。なお過去の阪神高卒左腕では72年、6年目の江夏豊が防御率0.00(26回2/3、3失点)を記録している。

続きを表示

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年3月24日のニュース