カブス今永昇太 OP戦2度目の登板は4回2安打無失点も「僕はネガティブ」「不安の方が大きい」

[ 2025年3月5日 07:50 ]

オープン戦   カブス―パドレス ( 2025年3月4日    メサ )

試合後、囲み取材に応じるカブス・今永昇太(撮影・笹田 幸嗣通信員)
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 今季の開幕投手に決定しているカブス今永昇太投手(31)が

4日(日本時間5日)、アリゾナ州メサで行われたパドレスとのオープン戦に先発登板。4回を投げ2安打無失点、3奪三振と安定感のある投球を披露した。3月18日の東京ドームでのドジャース戦で開幕投手を務めるまで、あとオープン戦1試合に先発し最後の仕上げを完了する予定だ。

 今永との一問一答は以下の通り。

 ――4回無失点の結果をどう捉えているか?
「結果はそこまで重要視しないとは言いつつも、やはり無失点っていうのは、悪いことはないと思うので、まずそこに関してはすごくホッとしてますね」

 ―― 内容に関しては?
 「この前の(試合の)反省を生かして、初回、2回、3回と真っ直ぐの質をあまり落とさないように。3回、4回は質がちょっと落ちた部分ありましたけど、それも上手くカバーできたので、そこは良かったんじゃないかなと思いますね」

 ――少しずつステップアップできている感じ?
 「そうですね、やっぱり、1回イニング間でまた戻って体を作り直してマウンドに上がるっていう作業は、この時期ちょっときつい部分もあるので、それを今日は4回できたっていうのは、また次のステップにつながると思います」

 ――前回、いいスライダーが課題と話していたが?
 「まだそのデータ見てないんですけども、初回のシーツ選手に投げた2球の見逃しなんかは割と良いリリース。あれはもうコースも何も狙ってなくて、ただ良いリリースをしようっていうことだけにフォーカスして投げたので、ああいう感覚をどんどん増やしていければ。あれが(カウント)3―2になっても投げられたら一番いいんじゃないかなと思います」

 ――直球でも空振りが取れていた
 「変化球は去年と違ってある程度安定してきてるので、もう一度、真っ直ぐの出力を…。別に球速ではなくて、周りから見た威力っていうのもしっかり意識しながらやりたいと思います」

 ――フォームっていう点ではどうか?
 「今日は捻転差もうまく作れて、リラックスした中でボールの重さも感じられながら投げられたボールがあったので、そういったものを思い出しながら、また明日からの調整に励みたいと思います」

 ――初回に24球を費やしたが?
 「僕はなんか初回にすごく球数を使ってしまうタイプで…タイプというか、すごく慎重にやってしまうので、良いか悪いかと言われたら悪いほうではあるんですけども、とにかく初回をゼロに抑えるっていうことを、ここで意識してる。それほど初回っていうのは結構大きな意味を持つので、前回同様ですけども球数使ってもゼロに抑えるっていうのは大事かなと思います」

 ――今年はオープン戦の試合数が限られている。しかも日本で開幕。逆算していくと調整が難しい部分はあるのか?
 「2試合たぶん去年と比べると少ないと思うんですけど、やっぱり2試合っていうと意外と早く開幕するなっていう印象は、やってみて実感してきました」

 ――リカバリーの部分も難しくなってくる?
 「本当に前回はかなり出力がこう触れ、触れすぎて、ちょっと体にダメージが残った。なので、ちょっとこの試合はある程度、心配があったがうまくリカバリーもできた。肩肘に問題なければ、不安なく試合に臨めるので、そこが一番何もないっていうのが大きいですね」

 ――開幕まで恐らく来週に1回投げてという調整になると思うが、現時点での調整具合はどのような感じなのか?
 「このキャンプでは一見、順調そうに僕自身も、他人も見えてるなと思う。ただ一つ反省点があるとすれば、ある程度オフシーズンからやってきたことで力もついて、ジャンプの力も上がったりとか、スプリントスピードも上がったりとか、自分でも、力がちょっとついたんじゃないかなっていうのはあった。これの3つ前のシムゲームと、この前の試合でやはりパワーピッチをある程度やりたいなと思ったんですけど、僕の中ではそのパワーピッチが何かって言ったら、じゃあ95マイル投げるのか、それは遅いより早い方がいいので、ちょっとそっちに自分の考え方がシフトしまいそうになった瞬間があった。でも、やっぱりそれじゃ僕の良さではないなっていうのは、この前回の登板、前々の登板で気づいたので、そこの勘違いを拭い落とせたっていうのは、今現段階では、この立ち位置としては、早く気づけて良かったなと思います」

 ――3月18日の開幕戦に向けて、順調にステップを踏んでるということか?
 「そうですね。とにかく、どんどんメニューを消化していくっていうことがこの時期大事なので、物事のクオリティっていうのは大事なんですけども、この時期はやっぱ質より量やる時期だと僕は思ってるので、メジャーのキャンプって短いんですけども、練習時間は短いんですけども、家でできること、帰ってからできること、このグラウンドでしかできないこと、っていうのをしっかり自分で考えながらやれてるかなって感じです」

 ――パワーピッチとうことではなく、それでも直球で空振りが取れてる。自分の中で手応えは?
 「今日に関してはパドレス打線が9人並んだ時に主力がいたかって言われたらそうではないので、とは言え振れば飛んでいくようなバッターばっかりなんで、そういうバッター相手に間違えたストレートっていうのは今日はなかったので、やっぱり自分の長所はもう一回何なのかっていう、前にポール・スキーンズ(パイレーツ)の名前とか出しましたけど、やっぱそうではなくて、日本人としての今永としての生命線が何なのかっていうのは確認したいですね」

 ――試合前のブルペンでキャッチャーを呼んで小さく構えるようにやりとりしていたが?
 「スプリングトレーニング全体として、キャッチャーが大きく構えると、これたぶん何の現象なのか僕も分かんないんすけど、僕も大きくなってしまう時があるので、なんかこう全体的に軸が大きくなってしまうんで…」

 ――ブレてしまうということ?
 「軸が小さければ小さい力で回れると思うんすけど、大きな幹を動かそうとすると、やっぱある程度反動もちょっと必要になってきてしまうと思うんで、そん中で小さくしてくれたらどうかなっていうのをちょっとひらめいたんで、そしたらこう自分もそのミットにこうずっと入っていくというか、ある程度ぼやんとした中なんですけど、そこに何かこう小さなものがある方が投げやすいかなと、ちょっとそれをブルペンでひらめいて、ちょっとやってくれるかなって…」

 ――あの場でひらめいた?
 「昨日の夜からやろうと思ったんですけど、それ言うの忘れてて…。急に何球目かで、あ、そうだ、そういえば昨日これ考えてたんだっけなって」

 ――変化球の精度は今どんな段階に?
 「苦手とされるスライダーも今日はすごく、なんかひねろうともせず、曲げようともせず、もっとこう手前の、そういうボールの結果の手前をしっかり大事にできた。これでいいんだっていう基準を早く作ることが大事なんで、まだそれができてはないんですけども、その下地を固められつつはあります」

 ――右腕の使い方、グローブの使い方を意識しなくてもできてるという一連の動作?
 「そうですね、一番いいのはグローブを、グローブって引くのではなくて、やや前に出して、自分がグローブをキャッチャーに見せるじゃないですか。見せて引くのではなくて、自分が持ってたグローブに自分の胴体がついていくのがたぶん一番、腕が走りやすいと思う。この軸の中で一番いいボールが投げれるのはどこかなっていうのを探せてるって感じですね」

 ――その確認作業はどのようにしているのか?
 「確認としてはキャッチボールからあるんですけど、ブルペン、キャッチボール、ブルペン、5回の投球練習、一番が入った時、全部ちょっと違うので、バッターが近づいてるのか、ちょっとベースから離れてるのかで、ちょっとターゲットが違うので、それも“確かこういうバッターの時はこう”というそのパターン化なので、うまくその時その引き出しを自分で開けられるか、実戦で試していくしかないと思います」

 ――現時点で3月18日のイメージはどれくらいついているのか?
 「いや、ついてはないっすね。やっぱり今日かな。なんかドジャースの開幕戦のオーダー?なんか予想オーダーみたいなのが並んでましたけど。大丈夫?みたいな。僕はなんだろう、こう悲観的に、ネガティブから、マイナスからどんどん入っていくタイプなんで、それを腹をくくる瞬間はあるんですけども、今現在としては、やっぱこう強敵に立ち向かっていくっていう時の前の僕はやはり不安のがやっぱ大きいですね」

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