【WCS第3戦】メッツ 地区Sで千賀滉大復帰の可能性模索も「千賀は短いイニングしか提供できない」

[ 2024年10月4日 12:55 ]

ワイルドカードシリーズ第3戦   メッツ4―2ブルワーズ ( 2024年10月3日    ミルウォーキー )

劇的な逆転勝ち!勝利の瞬間マウンド付近で喜びを爆発させるメッツナイン(AP)
Photo By AP

 1勝1敗で迎えた第3戦はメッツがブルワーズとの接戦を制し、ワールドシリーズに進出した2015年以来9年ぶりに地区シリーズに進出した。5日(日本時間6日)からの地区シリーズではナ・リーグ東地区を制したフィリーズと対戦する。

 この試合はブルワーズ先発マイヤーズが5回2安打無失点。メッツ先発キンタナが6回4安打無失点と両先発が好投した。しかし、キンタナが降板し、2番手ブットが投入されたところで試合が動いた。

 ブルワーズは7回先頭の代打バウアーズが右越えに均衡を破る先制ソロ。さらに続くフリリックが2者連発で続いて2点を奪った。大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、勝てば次戦への進出が決まる決定戦での代打本塁打は5本目だが、チームをリードに導く一発は初めてだと伝えた。

 メッツは0―2とされた7回途中から守護神ディアスを投入する執念の采配を見せた。ディアスがその後を無失点に抑えて攻撃陣にリズムを生み出すと、9回にアロンソが1死一、三塁から相手守護神ウィリアムズから起死回生の逆転3ラン。さらに2死二塁からマルテが適時打を放ち、相手守護神から4点を奪って試合をひっくり返した。

 試合後、取材に応じたアロンソは「真ん中付近にくる球を待っていた。信じられない。チームが生き残れてうれしい。今夜はお祝いだ」と満面の笑みで話した。

 千賀滉大は左ふくらはぎを痛めて負傷者リスト(IL)入りし、WCSの出場登録選手から外れた。ジェレミー・ヘフナー投手コーチは千賀について「現在はチームに同行せず、フロリダ(のキャンプ施設)で復帰を目指して調整している」と語り、チームが地区シリーズに進んだ場合は復帰する可能性があることを明かしており、地区シリーズ進出によって千賀がチームに復帰する可能性も出てきた。

 試合後、複数の米メディアが千賀が復帰に向けてチームと交渉中と報道。米スポーツサイト「ジ・アスレチック」は「千賀滉大はおそらくメッツに短いイニングしか提供できないため、そのような役割に枠を割く意味があるかどうかについての議論が行われている。(米国時間3日の)木曜日の夜時点では、クラブはまだ決定していません。ロースター提出期限は(米国時間5日の)土曜日の朝まで」とチームの現在の状況を伝えた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

野球の2024年10月4日のニュース