日本ハム伏見寅威捕手 腰痛で登録抹消 新庄監督「責任感が強い子なんで。我慢していたのかも」

[ 2024年9月20日 09:45 ]

日本ハムの伏見
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 日本ハムの伏見寅威捕手(34)が19日、腰痛のため出場選手登録を抹消された。今季は出場機会を得るため6月に1度抹消されたことはあるが、故障で離脱するのは初めて。オリックス時代の21、22年にリーグ連覇を経験したベテラン捕手の不在は、6年ぶりのCS進出を目指すチームにとって手痛い離脱となりそうだ。

 伏見は18日のソフトバンク戦に「8番・捕手」で出場。先発の伊藤を無失点と好リードしていた中、6回裏の守備で途中交代していた。試合後、新庄監督は「ちょっとぎっくり腰気味で」と説明。17日の同戦では珍しくボールを後逸することが多く、指揮官は「責任感が強い子なんで。我慢していたのかもしれない」と話していた。

 オリックスからFAで移籍2年目の今季はここまで58試合に出場して打率・245、19打点をマーク。前半戦こそ田宮の台頭もあって出場機会を減らしたが、安定感あるリードで8月以降は着実に出番を増やしていた。現在1軍投手陣は宮西以外、全員が伏見より年下でもあり、精神的支柱としてチームに欠かせない存在でもあった。

 球団からケガの詳細は発表されていないが、最短で22日にCS進出が決定する。オリックス時代に短期決戦の戦い方を知る伏見の存在は必要であり、残り試合は現有戦力に任せ、CSへ向けた治療に専念するとみられる。代わりに大卒4年目の古川が今季1軍初昇格する見込みで、伏見の抜けた穴をカバーする。(清藤 駿太)

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