大谷翔平 投手陣崩壊の影響で無安打のまま途中交代 7回からロハス登板でDH解除 打点2位に転落

[ 2024年9月15日 10:35 ]

ナ・リーグ   ドジャース1-10ブレーブス ( 2024年9月14日    アトランタ )

<ブレーブス・ドジャース>3回、ドジャース・大谷は見逃し三振に倒れる(撮影・沢田 明徳
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が14日(日本時間15日)、敵地でのブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席は四球を選んだが、第2、3打席は凡退に終わった。6回を終えて1―10と敗色濃厚となったドジャースは7回からミゲル・ロハス内野手を登板させ、DHを解除したため大谷は2打数無安打1四球で退いた。試合は1―10で敗れ、2連敗。2位パドレスが勝利したため、ナ・リーグ西地区首位のドジャースとのゲーム差は3.5に縮まった。

 初回は今季両リーグ最多タイ16勝を挙げ、メジャー通算136勝左腕セールとの対戦。この打席はセールの制球が定まらず、空振りした初球以外は全てボール球であっさりと一塁へ歩いた。しかし、次打者ベッツが遊ゴロ併殺打に打ち取られ、盗塁のチャンスもなかった。3番T・ヘルナンデスは右中間を破る当たりを放ったが、三塁で憤死して3人で攻撃終了となった。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督はこのT・ヘルナンデスの走塁についても言及。初回は大谷が四球で出塁した後にベッツが初球を打って併殺打。T・ヘルナンデスが二塁で止まっていれば先制の好機だっただけに「ポストシーズン進出を争うチームと対戦するときは良い野球をしなければならないが、それができなかった。初回のテオ(T・ヘルナンデス)も流れを変えてしまった。もっと上手くやらなければならない」と苦言を呈した。

 0―1の3回1死二塁で迎えた第2打席。2球であっさりと追い込まれると、カウント1―2から4球目の低めの速球を見逃して三振に倒れた。それでもベッツがしぶとく中前に落として試合を振り出しに戻した。

 ドジャースは先発フラーティが3回に満塁からアルシアに走者一掃の適時二塁打を許して3回5安打4失点で降板。大谷は1―4の5回2死一塁で第3打席を迎えたが、カウント2―2から低めのスライダーにタイミングを外されてボテボテの投ゴロに終わった。

 ドジャースは3番手フィリップスも5失点、4番手ブレイジャーも1失点して6回までに大量10失点。7回からはロハスがマウンドに上がり、大谷のDHを解除してキーアマイアーが代わって中堅に入り、大谷は途中交代となった。

 指揮官は6回1失点と打ち崩せなかった左腕セールについては「セールは良かったと思うが、早い段階で負ける展開になってしまった。彼はこれまで見たほど鋭い投球をしていたとは思わなかったが、6イニングを投げ切った」と悔しそうに話した。

 ドジャースは最近5試合で4敗を喫し、先発投手は復帰登板の山本由伸が4回1失点と好投した以外は4投手が全て4失点以上を記録。9日のカブス戦で ビューラーが5回5失点だった9日のカブス戦以降、先発投手は5回を投げ切れておらず、救援陣が登板過多となっている。この日は9点ビハインドの7回からロハス、8回からE・ヘルナンデスを登板させて救援陣を温存させるしかなかった。

 この日ブルワーズ・アダメズが満塁弾とソロを放って1試合5打点を挙げ、大谷はリーグトップに立っていた打点部門で2位に転落した。

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