DeNA・度会「イメージベーラン」から学び 大声で打球方向宣言しスタート「自分で考える上で大切」

[ 2024年2月3日 05:30 ]

走塁練習するDeNA・度会(撮影・島崎忠彦)
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 DeNAが走塁の進化に乗り出した。沖縄・宜野湾キャンプの午後、最初のメニューはベースランニング。15分間、ダイヤモンドを走る選手は「ライト!」「レフト!」と大声で宣言してからスタートを切った。

 想定は一、二塁。一塁と二塁走者は打球方向を決め、周囲に分かるように告げてから走り出す。「イメージベースランニング」だ。ドラフト1位・度会(ENEOS)は「打球もなく想像でやる。やっていそうで意外となく、(発声は)自分で考える上で大切だと思った」と振り返った。

 一塁ベースコーチを務める石井チーフ打撃兼走塁コーチは「小学生レベルでしょ。当たり前のことをやっている」と謙遜したが、走塁力向上には効果的だ。打球方向を決めて宣言してからの走塁はより実戦的になり、打球方向にふさわしい走塁か周囲もチェック可能。走者の責任感と、緊張感も生まれるメニューとなっている。

 チームは昨季3位も、リーグワーストの33盗塁など機動力アップは大きな課題。度会は「イメージベーラン」後も、石井コーチから走塁の個別指導を受けた。「べーランの全てを教えていただいた」とアマチュアとは違う、プロの走塁技術習得を今キャンプで目指す。今季スローガンは「横浜進化」。走塁進化は、26年ぶりの日本一に必須だ。(大木 穂高)

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