カブス・誠也 2戦連発だ4安打だ!逆転劇演出の同点16号 9月は6戦3発、打率・440

[ 2023年9月7日 02:30 ]

ナ・リーグ   カブス11―8ジャイアンツ ( 2023年9月5日    シカゴ )

7回に16号2ランを放ったカブスの鈴木(AP)
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 本拠地リグリー・フィールドのファンは総立ちだ。2点を追う7回1死一塁。カブス・鈴木が、72・1マイル(約116キロ)の外角スライダーに、両腕を伸ばした。今季2度目の2戦連発となる左越え同点16号2ラン。6得点の逆転劇を演出した。

 「ああいう投手はあまり得意じゃないが、スライダーが一番、チャンスがあるかなと思っていた。最後に甘い球を仕留められた」

 ジャイアンツの双子のロジャーズ兄弟を攻略した。本塁打は右下手投げの弟タイラーから。これで3回の二塁内野安打、5回の左中間二塁打に続きサイクル安打に王手。8回、双子の兄の左腕テーラーからは中前適時打で快挙は逃したが、7月18日のナショナルズ戦以来今季2度目の4安打、2試合連続3打点で3連勝に貢献した。

 1年目の14本塁打に続き、日本選手では5人目となるメジャー2年目までの30発に到達。チームも地区首位ブルワーズに2・5ゲーム差、WC争いでは2位とプレーオフ争いの好位置につける。古巣の広島もリーグ2位。5日にサヨナラ打を放った堂林はオフの自主トレ仲間で「ずっと一緒にやってきたし、時間があるときは見ている」と刺激を受ける。

 9月は6戦3発、打率・440と好調を維持。「今はチームの雰囲気に乗せてもらっている」と謙遜したが、鈴木が好調カブスのど真ん中にいる。

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