レッドサンズ白星発進 投打で藤森一!先発&抑えで零封リレー&先制の起点2安打

[ 2023年8月7日 04:30 ]

高円宮賜杯第43回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント第1日1回戦   レッドサンズ4-0里庄町少年野球クラブ ( 2023年8月6日 )

<レッドサンズ・里庄町少年野球クラブ>快投で勝利に貢献したレッドサンズの藤森一主将
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 神宮など都内6球場で開幕し、1回戦19試合が行われた。3年連続出場のレッドサンズ(東京第1)は、主将でエース左腕の藤森一生(かずき=6年)の投打にわたる活躍で、里庄町少年野球クラブ(岡山)に4―0の完封勝ち。松山NORTHベースボールクラブ(愛媛)なども初戦を突破した。

 エース左腕の藤森一が先発&抑えでフル回転し、チームを初戦突破に導いた。

 「タイミングを崩す投球ができた。試合の流れをつくれました」
 まずは先発として4回を無安打無失点。最速124キロの直球もさることながら、走者なしでもクイックやセットポジションを交え、打者を翻弄(ほんろう)した。前日の開会式では巨人やメジャーリーグで活躍した上原浩治氏が始球式。打者役を務め「伸びのある球でした」と、刺激を受けての投球だった。

 打っては2番打者として3打数2安打。左中間二塁打で出塁した初回は、相手投手の暴投で二塁から一気に生還し、先制のホームを踏んだ。「いつも先の塁を意識しているし、神宮はファウルゾーンが広いので」。最終回の6回2死一塁では、左翼から再びマウンドへ。わずか3球で二ゴロに仕留め、試合を締めくくった。

 門田憲治監督は「藤森がよく投げてくれた。主将として勝つぞ、の思いが表れていた」と称えた。最高成績は昨年の8強。藤森一は「目の前の一試合ずつ。全国制覇を目指します」と意気込んだ。

 ≪4回猛打5点で15年ぶり1勝≫丸亀城東少年野球クラブ(香川)は4回の集中攻撃で快勝した。2死満塁から4連打で一挙5得点。主将で女子選手の藤田真梨果(6年)も左前適時打を放ち、大量得点を演出した。「“一生懸命”を合言葉に頑張ってきた。最初は緊張したけど途中からは楽しさだけでした」。15年ぶり2度目の出場で、前回に続き初戦を突破。日本(ひのもと)貴浩監督は「藤田がリーダーシップを発揮して、いつも以上の試合をしてくれました」とねぎらった。

 ≪粘りの逆転突破≫松山NORTHベースボールクラブ(愛媛)は初出場ながら逆転で初戦を制した。2点を追う3回、4長短打で3点を奪って逆転に成功すると、その後も着実に加点。阿部勇太監督は「おとなしい子が多くスロースターターだが、身上の粘りの野球ができた」と満足顔。先発し4回5安打3失点の粘りの投球を見せた指揮官の長男で主将の輝(ひかる=6年)も「最初は緊張したが、負けない気持ちで投げられた」と笑みがこぼれた。

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