阪神・石井 1月に結婚していた 元ウグイス嬢の前向きな言葉に感謝「彼女がいなかったら、きつかった」

[ 2022年11月29日 05:00 ]

今年1月に結婚していたことが分かった阪神・石井
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 阪神・石井大智投手(25)が今年1月に結婚していたことが28日、分かった。お相手は神奈川県出身の一般女性(32)。姉さん女房のサポートを力に変え、来季の活躍を誓った。

 「今シーズンも奥さんの言葉に励まされ、救われた部分があった。来年はもっと試合数を伸ばしていきたい」

 独立リーグ・高知に在籍していた20年に、当時、スタジアムアナウンスを務めていた夫人と球場の放送席で出会った。登板機会がない試合では同じ放送席の一角でチャート(スコア)をつけていた右腕。初めての野球の現場で、一生懸命アナウンスしている姿を見て、惹かれたという。そして、ドラフト指名直後に交際を申し込み、高知と兵庫で遠距離の交際がスタートした。

 「プロ1年目がすごくしんどかったので、彼女がいなかったら、きつかった。開幕戦で打たれてファームに落ちた時には“すごい舞台で戦っているんだから自信を持って”と励ましてくれた」

 プロ初登板だった3月26日のヤクルト戦で2/3回を1失点とほろ苦いデビュー。4月中旬には2軍降格を言い渡されが、彼女のポジティブな言葉に救われた。昨年12月に自宅でプロポーズ。独立リーグの時から苦労を知る夫人とともに、新たなスタートを切った。

 今季も自身の開幕となった3月26日のヤクルト戦で1回2失点と精彩を欠き、「料理とか、頑張ってやってくれているのに打たれてごめん…」と肩を落としたが、夫人から「頑張って、この舞台に来たんだから、後悔のないように、もっと野球を楽しんで。謝る必要はないよ」とエールをもらった。

 「楽しんでやらなくてはだめだ」

 自らを奮い立たせ、今季は18試合で0勝1敗、防御率0・75の成績を残した。飛躍を目指す来季は、勝ちパターンの地位を確立させ、支えてくれる愛妻に勇姿を届ける。

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2022年11月29日のニュース