オリ西名球団社長 来季に「クビかける」 球団本部長と背水の決意

[ 2016年12月30日 08:00 ]

納会であいさつする西名球団社長
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 オリックスの西名弘明球団社長(72)が29日、京セラドーム大阪で、大阪シティードームの合同納会に出席し、逆襲を期す来季へ自身の進退をかける気概で挑む覚悟を示した。

 「今季は大変、残念な結果で、どうしようもない。来季は(球団本部長の)長村君のクビをかけて、社長のクビもかけてね。しっかり頑張ってもらいたい」

 冒頭のあいさつに立った西名球団社長は、最下位に沈んだ今季を皮肉まじりに振り返った上で、固い決意を表明した。これを受け、長村裕之球団本部長も「(西名社長から)愛情のこもったあいさつを受けました。後ろを向いても誰もいないので、前を向いて行くしかない。前進あるのみ」と呼応。“球団の2トップ”が足並みを揃えた。

 今季は4年ぶりの最下位に終わり、リーグ優勝した日本ハムには30ゲーム差をつけられた。オープン戦、交流戦にウエスタン・リーグも合わせ全て最下位というプロ野球史上初の屈辱も味わっただけに、あえて厳しい言葉を投げかけた形だ。

 西名球団社長は兼任していたオリックス本社執行役副会長を退任し、来年からは球団社長に専任することが決まっている。まさに背水の陣でチームを浮上させる構えだ。 (湯澤 涼)

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