思わずマウンドでニヤけたオリ金子 伊藤とあうんの“裏話”

[ 2014年12月9日 05:30 ]

最優秀バッテリー賞の表彰式で笑顔を見せるオリックス・金子

スポニチ制定「2014プロ野球最優秀バッテリー賞」表彰式

(12月8日)
 オリックスが誇る黄金バッテリーは満場一致で選出された。オリックス勢としては95年の平井―中嶋以来、2度目。金子は「投手のタイトルは一人では獲れない。捕手のおかげだと思っている」と話し、伊藤も「いろんなことを勉強させてもらったし、引っ張ってもらった」と感謝した。

 あうんの呼吸を物語る裏話もある。金子は「いつもと違う配球をしたいな、と急に思うことがあるが、そんなときに(伊藤)光から思っていたサインが出てきて、うれしくて表情に出てしまった」という。この2年間、金子の登板日は全て伊藤が受け続けていただけに、抜群のコンビネーションだ。

 金子はフリーエージェント(FA)宣言中で、去就については語らなかったが、伊藤は「(自軍でも他軍でも)他の捕手が受けているのは、想像できない」と間接的にラブコール。伊藤のサインにほとんど首を振らない金子も「僕以上に勉強、研究している。信頼できる捕手」と返した。オリックスファンならずとも、黄金バッテリーは来季も見てみたい。それが本音だろう。

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