斎藤元年!日本ハム ユニホームも刷新

[ 2011年1月6日 06:00 ]

 日本ハムは5日、今季からユニホームを北海道により密着したデザインに一新すると発表した。ドラフト1位指名した斎藤佑樹投手(22=早大)の入団と重なった絶妙のタイミングで本拠地にアピール。この日、球団親会社の日本ハム・小林浩社長(64)が同グループ東京支社での年頭会見で、斎藤の知名度を活用してほしいと発言するなど、全社を挙げ「斎藤効果」をフル活用していく構えだ。

 北海道移転8年目を迎えユニホーム刷新に踏み切った。
 白を基調としたホーム用は胸の「FIGHTERS」と背番号の字体を変更。グレーだったビジター用は「北海道色」に変わる。具体的な説明はないが、広大な大地をイメージした緑や豊穣(ほうじょう)な収穫期を思わせる黄金色が予想される。胸のロゴには「HOKKAIDO NIPPONHAM」と2行にわたる文字が入る。またファイターズの略字「Fs」を記していた帽子とヘルメットには北海道の「H」マークを入れる。「日本のプロ野球チームで自治体のロゴを入れたのは広島ぐらい」と球団関係者。72年まで広島が帽子に本拠地頭文字の「H」を記して以来の表記で地域密着を打ち出した。
 仕事始めの席上で藤井純一球団社長(61)も胸を張った。「ホームはチャレンジ精神を出した色、ビジターは北海道の大地を意識したカラーです。真の道民球団として戦うためのユニホーム変更です」
 新ユニホームの全容は今月29日、沖縄・名護キャンプに先乗りする田中選手会長らがお披露目するまでお預け。だが、ルーキー右腕を売り出すには絶妙のタイミングでのユニホーム変更だった。親会社の小林社長が「斎藤佑樹君をうまく活用してほしい。10勝していただけたらうれしい」と話すなど、高い期待は球界だけにとどまらない。
 昨年10月28日のドラフト会議で斎藤を指名して以降、本社株価は続伸中。そして2月1日のキャンプインで斎藤が新ユニホームに袖を通し、その模様が全国のお茶の間へオンエアされたら…。うなぎ上りの注目度は、さらにヒートアップしていく。

 ≪藤井社長 ファンサービスファースト訴える≫球団仕事始めで日本ハムの藤井球団社長が全職員を前に「ファンサービスファーストという言葉をもう一度考えてください。チームは優勝を狙うが、私たちは札幌ドームに200万人の観客を呼び、道民に夢と感動を与えられるよう頑張りたい」と訴えた。

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2011年1月6日のニュース