独占!松坂&ダルWBC本音激白【第2章】

[ 2009年3月4日 07:39 ]

 栗山 ダルビッシュ投手は80球台で試合を終えることがあった。その点では球数制限のあるWBCでもスタイルは変わらないのでは。

 ダル 日本のボールだとそのままいこうかなと思いますけど、ボールが違う。変化の仕方、球種的な感覚が違う。変えていこうかなと思います。
 栗山 球種についての仕上がりは。
 松坂 僕は直球に関しては7、8割来ている。100%になるかは分からないけど、現状でも抑えられる。これだけ来ていれば大丈夫。球数制限の中でカーブは一番自信のないボール。使うのはもったいないと思うので緩いボールが必要な時はスライダーを投げます。
 ダル 直球は力はあると思う。カーブはブルペンでも本当に良くなくて…。スライダーは横のスライダーは曲がりも大きいし、切れもいい。ただ縦のスライダーはあまり良くない。でも城島さんとも話して、それをなくしても十分勝負できると考えている。チェンジアップもフォークも落ちとか切れはいい。シュートはよう曲がりますね。うまいことはまったらかなりいい球種になる。ブルペンでは本当に曲がるんで。思い切って球種も捨てることが大事になると思います。
 栗山 そのシュートに関して、松坂投手は左打者のインコースのシュートを昨年使っていた。
 松坂 左バッターは向こうのバッターもみんな「ずるい」と言いますね。体の方に一回来ているので腰引きますよね。
 ダル 日本のボールだと難しいですけど、WBCのボールだと意外といけるかなと思う。下手したら引っかけて死球になる。指先の感覚、技術も必要ですね。
 松坂 怖さはある。ストライクゾーンから入ると左打者の打ちやすい球になる。狙い目はバッターボックスのライン。審判も意外と(ストライクを)とってくれる。
 ダル いい球ですね。使おうかな。

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2009年3月4日のニュース