NPBがドーピングの上訴機関を新設へ

[ 2009年1月28日 11:08 ]

 日本プロ野球組織(NPB)が、ドーピングで制裁を科せられた選手からの異議申し立てを審査する上訴機関を、今季から新設することが28日、明らかになった。19日の実行委員会で合意していた。

 昨季までは、コミッショナーとNPB事務局長、プロ野球選手会事務局長、NPB医事委員長らで構成するアンチ・ドーピング特別委員会が選手への制裁内容を決定。異議申し立てを受けた場合も同委員会が対応していた。
 昨年発覚した2件のドーピング違反では、いずれも選手側が検査内容に不服はないとしながらも、制裁の軽減を求めて異議申し立てを行っていた。より公正な裁定を下すために、別の上訴機関が必要と判断した。新設される上訴機関は、ドーピングに詳しい医師や弁護士ら3人の委員で構成される見通し。

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2009年1月28日のニュース