【Vリーグ】パナソニックが決勝進出 途中出場の西田有志が値千金2得点「ああいうのがオポジット」

[ 2024年3月24日 18:40 ]

西田有志
Photo By スポニチ

 バレーボールのVリーグ1部男子プレーオフ第2日は24日、東京・大田区総合体育館で準決勝が行われ、5季ぶりの優勝を狙うパナソニック(レギュラーラウンド1位)がJT(同4位)を3―0(25―23、25―21、25―13)で下し、3季ぶりに決勝に進んだ。

 ティリ・ロラン監督は「非常に満足。レギュラーラウンド1位通過で準決勝に入るのは難しいが、選手たちは常に集中してアグレッシブにプレーした。美しい試合だった」と選手たちを称えた。
 指揮官や選手たちがポイントに挙げたのが第1セット。先行を許しながら、追いついて逆転でものにした。その立役者になったのが日本代表オポジット西田有志だった。

 ベンチスタートの西田は23―22の場面でコートに立つと、いきなりスパイクを決めてチームにセットポイントをもたらした。

 「あれは決め切れる状況だった。ああいうの(を決めるの)がオポジットだと思う。それ以上でもそれ以下でもない」と西田は事もなげに話したが、ロラン監督は「西田が入ったからこそ第1セットを獲れた。それまで競っていたが、試合の雰囲気が変わった」と賛辞を惜しまなかった。

 レギュラーラウンドの終盤戦は負傷で離脱し、2日前に練習に合流したばかり。西田自身は「(コンディションは)60~70%。今週は自分のできるプレーをやって、チームを助けられたらいいと思っていた」と慎重にコメントしたが、第2セット、第3セットも終盤に登場。第3セットにはマッチポイントにつながる値千金のスパイクも決めた。

 上々の試運転を終えた西田は31日の決勝に向け「100%に持って行く。ただ優勝するだけ。良い準備をして照準を合わせたい」と気合を込めた。
 

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2024年3月24日のニュース