強すぎる!早田ひな、2年連続3度目の日本一「熱い試合を見てもらえてよかった」15歳・張本美和を圧倒

[ 2024年1月28日 14:41 ]

卓球・全日本選手権最終日 ( 2024年1月28日    東京体育館 )

<卓球全日本選手権最終日>女子シングルス決勝、優勝した早田ひな(手前)(撮影・小海途 良幹)
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 女子シングルス決勝で、早田ひな(日本生命)が、15歳の張本美和(木下アカデミー)を4―0で撃破し、2年連続3度目の日本一に輝いた。

 終盤までリードされた第1ゲームを逆転で先取。第2ゲームも11―9、第3ゲームも11―6でモノにし、一気に押し切った。

 「大会が始まる前から、緊張するかなと思っていたけど、応援される中で卓球をするのが好きで。1ゲーム1ゲームを楽しめた。東京はめっちゃ寒いけど、熱い試合を見てもらえてよかった」

 パリ五輪五輪選考レースでトップを独走し、最後の選考の対象となる今大会を前に既に五輪切符は確定。シングルス代表2枠目を懸けた平野美宇(木下グループ)と伊藤美誠(スターツ)の戦いは見守るだけだったが、2人は幼少期から競い合ってきた同学年のライバル。自身が前回の東京五輪に補欠止まりだったこともあり、代表決着には思うところがあった。

 「“なんで2枠しかないの?”と思うけど、勝った人も負けた人も、この経験をして成長していく。私にとって2人は昔から雲の上の存在で、それは今もそう。(シングルス落選の)伊藤選手の分も、という覚悟を持った」

 自らは「進化」を掲げる日本最高峰の舞台だった。昨年10~11月のWTTチャンピオンズ・フランクフルト準決勝で世界ランキング2位の王曼イク(中国)に1―4で敗戦し「このままではパリでメダルは獲れない。五輪の金メダルはもちろん、世界ランク1位になるのは厳しい」と痛感させられた。

 ボールの回転を使う戦いを持ち味としてきた中、よりボールのスピードを追求。五輪まで1年を切った状況下で新たなスタイルを打ち出し、女王の座を守り抜いた。

 「パリ五輪の金メダルを目標にしてきた。ここからの半年が本番になってくる」。笑顔で夢舞台へ視線を向けた。

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